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タバコラム59.禁煙の日にひとこと(41) ~世界禁煙デー2015 ‘Stop illicit trade of tobacco products.’~ 今年2015年5月31日の世界禁煙デーのスローガンがWHOからすでに発表されています。 http://www.who.int/campaigns/no-tobacco-day/2015/event/en/ 本コラムのタイトルにもありますように、’Stop illicit trade of tobacco products.’ 「タバコ製品の不法取引をやめさせよう」です。 まだ、厚労省からの日本語訳が発表されていませんが、昨年のような全く想像つかないような超意訳にならないことを期待したいものです。 ちなみに、昨年は’Raise taxes on tobacco.’で素直に訳すと、「タバコ税を上げよう」なのですが、「オールジャパンでたばこの煙のない社会を」でした。 これまでのスローガンについては以前のこのタバコラムにも書いてありますが、下記サイトの過去の世界禁煙デーのスローガンとして公開されていますので参考にしてください。 http://www.nosmoke-med.org/ 今年のスローガンは、タバコ規制枠組条約(FCTC)の第15条そのものですが、一応タバコは合法的な製品として、各国がタバコの製造を管理し税金として財源をしっかり確保することと、これよりももっと重要な問題である、タバコによる健康障害を管理することが十分にできなくなることが問題となるので、それを防ぐ対策としてこのようなスローガンが掲げられたと考えられます。 参考までに外務省によるFCTCの訳文のサイトが下記にありますので第15条をお読みください。 http://www1.sumoto.gr.jp/shinryou/kituen/fctc.htm 本来は、タバコ問題は財政面というよりも健康面から管理されるべきであり、財務省管理のたばこ事業法を廃止して、タバコ健康管理法(仮)のような新法のもと、厚労省管理で扱っていくのが正しい考え方かと思っているところです。 最近、淺野牧茂先生がお書きになった、 『タバコは全身病』 というタイトルの本が、少年写真新聞社から2015年3月1日に発行されました。健康問題という視点から改めて読んでみたい1冊と思いますのでぜひご参考になさってください。 http://www.schoolpress.co.jp/s-480/ (禁煙促進チーム 立山 義朗) #
by hiro-nishi-mc
| 2015-04-22 12:08
| タバコラム
タバコラム58.禁煙の日にひとこと(40)
~受動喫煙による可能性が考えられた肺癌女性症例を経験して~ 呼吸器内科で研修していた時のこと。70代の女性が、診療所からの紹介状を持って外来を受診されました。紹介状には「病名:小細胞肺癌」と書かれています。 「タバコはどのくらい吸っているんですか」、と尋ねると、「吸ったことはありません」、と言われました。 (なお右写真は滋賀医科大学放射線科HPよりの引用でこの症例のものではありません) 肺がんと一口に言ってもいろいろ種類があり、タバコが強く関係するものも、あまり関係しないと言われているものもあります。 その中で、この「小細胞肺癌」は、タバコを吸っていない人はほとんどかかることはないだろうというほど、タバコと強く関係のある肺がんです。 そういうことですから、どうにも納得がいきません。ここで、診察前にもらった上級医のアドバイス(神の声)が私の脳裏に響きます。 『家族が吸ってたかどうかも聞いといてね…』。 「…ご家族は、どうでした? 」 すると、お父さんとご主人がヘビースモーカーだったとのことでした。幼少のころから、数年前にご主人が肺気腫(これもタバコが主な原因となる病気です)で亡くなるまで、家の中ではいつも紫煙が立ち込めていたそうです。 このように、よそから流れてくる煙を吸ってしまうことを「受動喫煙」といいます。タバコを吸わない人でも受動喫煙があると、小細胞肺癌に約1.5~6倍なりやすくなると言われています(Int J Cancer 2014, 135(8): 1918-30)。 この女性も70年間にわたる受動喫煙がその小細胞肺癌に関係しているものと思われました。さらに悪いことに、この小細胞肺癌は肺がんの中でも最もタチの悪いがんと言われており、彼女もすでに癌が全身に転移し、打つ手がない状態でした。 自分が死んだあと、娘や妻に残したものが「肺がん」だったなんて、なんとも情けない話ではないですか! あなたのそばにいてくれる、一番大切な人のために、今日から『禁煙』してみませんか!! (禁煙促進チーム 初期研修医 入江 駿) #
by hiro-nishi-mc
| 2015-03-20 13:03
| タバコラム
タバコラム57.禁煙の日にひとこと(39) ~たばこを吸わないある事務職員のつぶやき~ 最近は、喫煙者のマナーが良くなり、たばこを吸わない者にとっては、大変好ましい状況となっています。社会の変化により肩身が狭くなっている喫煙者に同情するものもあります。 以前は、たばこのポイ捨てが多く閉口したものです。 「たばこのポイ捨ての行為は、ゴミの投げ捨てだ。」と言うことが分かっていない喫煙者の行動には理解できませんでした。以前、病院の環境美化のため、病院の敷地、病院の周りの吸い殻を拾って回ったものでした。 「たばこを吸う人も、たばこを吸わない人も共存できる社会にする」のも一つの手だという考えも理解できます。 たばこを吸わない者にとって、たばこのにおいは耐えがたいものがあります。最近、乗り物や飲食店、公共施設では、分煙・禁煙して頂き、快適な時間が過ごせるようになりましたが、以前は耐えがたい苦痛でした。特にビジネスホテルで禁煙室が取れないときは、寝具のたばこの臭いで寝れない状況です。 「喫煙者に喫煙の権利」があると同時に、「吸わない人にとっても快適な空間をお願いする権利」がある と思います。 私は思うのですが、 たばこを吸うと、呼吸器・循環器など病気になる確率が、吸わない人より数倍も高い事は医学的に証明されています。日本は現在、高齢化により、医療費が年々増大しており、国家財政がパンク状況です。また、超少子化により、高齢者は「自分のことは自分で見る」必要になっています。 この対策のためには、「健康年齢」をあげること が一番重要とされています。日本人は、平均寿命が世界最高ですが、健康年齢との差は、10年あるとされています。この間の医療費、介護費が莫大となっています。 喫煙して、健康年齢を上げることが、日本の財政に貢献できると思いますがどうでしょうか。 寝たばこ、たばこのポイ捨てが減り、これが原因の火災も減っていると聞いています。 禁煙は、 「本人も健康に良い」 「周りにいる人にも環境に良い」 「施設管理している人も環境維持費で良い」 「国家財政の改善で社会にも良い」 この四つの良い、いかがでしょうか。 (禁煙促進チーム 事務部長 石黒 博) #
by hiro-nishi-mc
| 2015-02-18 15:47
| タバコラム
タバコラム56.禁煙の日にひとこと(38) ~喫煙は生涯年収に影響する可能性がある!?~ はじめに、この原稿を書いている私は喫煙者です。愛煙家とまでは自身思っていませんが、喫煙歴も20年を超える訳ですから、周囲からすると間違いなく愛煙家だと思います。では、なぜ喫煙者である私がこのコラムの原稿を書いているのか・・・?ただただ依頼を受け、断り切れなかったからです。私がいくら禁煙啓発のための文章を書いても、全くもって説得力のないことになりそうですので今回は喫煙者と非喫煙者とのやり取りを、コラムの“一服”だと思って読んでいただければと思います。 昨年、あるプロ野球選手と食事をした時のこと。その選手は高校時代には甲子園、大学時代は神宮大会でも優勝したような誰もが知る一流選手なのですが、プライベートの時間でもタバコを吸うには気を使うと言います。 「(外食時に)ファンと鉢合わせると野次られるんですよ。勝てば一緒になって吸うくせに、負ければ『(タバコを)吸いよる場合じゃなかろう。じゃけえ負けるんよ、練習せえ。』って。」 タバコは体にとって有害でしかない。ましてやプロ選手、百も承知だという。じゃあ何で止めないの? 「僕らは出たくてもスタメンに選んでもらわないとグラウンドに立てない。監督によっては(出場しても)1回でもミスれば交代させられる。そりゃあストレスも溜まりますよ。」 どうやらファンには伝わらない、いや、伝えてはいけない舞台裏があるらしい。ある調べではプロ野球選手の喫煙率は約40%とありました。男性の喫煙率が30%程度と言われている現在ですから、この数字はかなり高いと言えるでしょう。何でそんなに高いの?そこにはプロ野球ならではの特別な環境があるようです。彼らは、基本的に活躍し勝利に貢献することが評価となるのです。しかも周囲の40%が喫煙していて、試合の半分をダッグアウトで過ごす。だから辞める理由などないのかも。 一方、私達のように外部との関係で商いを営む者はどうでしょう。大阪で会社経営をしている私の幼馴染みは、役職に就くためタバコをやめたと話す。 その理由は、 ①取引先や社員を含める周囲配慮と自身の印象。 ②健康被害による医療費の高騰・物件や車などの資産価値の低下・新たな顧客の取りこぼしといった損害額の増加。 ③そして何よりタバコにかかるコストだという。 非喫煙者が約80%の現在、新たな顧客への印象や取引継続の成功のカギはタバコと言っても良いと。また将来的に子供たちのことを考えた時、保険料も高くなり、車の買い取り金額や家の修繕費も嵩(かさ)んでいいことは何一つないとのこと。 最後に幼馴染みは、今販売しているタバコのパッケージは健康被害についてしか記載していない、だから損する感じも受けず誰も現実味を感じないのだと。誰も自分は病気になるなんて思っていないだろうと。しかし、“生涯年収でこれだけ損しますよ”と具体的に謳えばどうだろう。少なくとも、僕のいる大阪では喫煙者が減ると思うと。素人なりにオチまでつけた幼馴染みの話に、咥(くわ)えタバコで耳を傾ける私でした。 (禁煙促進チーム 2若葉病棟看護師長 橋本 光正) カープファンは私も含めて今年のカープにリーグ優勝と日本一を期待しています。石原軍団のように、カープの選手はタバコを吸わない!と宣言して頑張ってくれたらもっとうれしいのですが…。大阪の会社経営者のお話も説得力があります。橋本師長も禁煙促進チームの一員であるからにはこれを機に自ら率先して禁煙することを選択していただければと思います。 (禁煙促進チーム 立山 義朗) #
by hiro-nishi-mc
| 2015-01-28 01:35
| タバコラム
タバコラム55.禁煙の日にひとこと(37) ~禁煙学 第3版が発刊されました~ NPO法人日本禁煙学会は2006年4月に発足し、2007年2月に第1回日本禁煙学会学術集会が京都で開催されたのを皮切りに、ほぼ毎年学術集会が開催され、2015年には11月に熊本市で第9回が開催されることが決まっています。 ちなみに第3回は広島県医師会主催のもと2008年8月に広島市で開催され、たいへん盛会でした。 学会発足と同時に禁煙指導者制度も設けられ、そのテキストとなるのが「禁煙学」で2014年11月に第3版が発刊されました。大体3~4年で新版となり、常に最新の情報を得ることができるのでぜひ座右に置かれて診療のお伴とされますようにお勧めします。 下図は左から順に第1版、第2版、第3版の表紙です。 日本禁煙学会ホームページにも情報もりだくさんですのでご参考まで。 http://www.nosmoke55.jp/ もう一つタバコをについて語る時に忘れてはならない資料となるのが、少し古いのですが、 厚生労働省編の「喫煙と健康」いわゆる「タバコ白書」であり、合わせて紹介します。 左から順に第2版(1993年)、新版(2002年)です。 (禁煙促進チーム 立山 義朗) #
by hiro-nishi-mc
| 2014-12-25 01:45
| タバコラム
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