タバコラム4.タバコと病気(1)がん-その1-

 4.タバコと病気(1)がん-その1-

 タバコは有害化学物質を煙にして放出する製品であり、すぐにでも規制すべき対象であるとの医療者(病理医)としての立場から、タバコと関係すると考えられる、いろいろな病気について今回から簡単に書いていきます。

 まずは 『がん』 から。

d0128520_1347130.jpg がんは『悪性腫瘍』と同じ意味のことばです。つまり『悪性』とはこのまま放置すれば死ぬという意味であり、『腫瘍』とは勝手に無制限増殖し、コントロールできなくなった異常な細胞集団を意味します。もともとは正常だった細胞に遺伝子異常がいくつか積み重なった結果腫瘍が作られますが、そのなかでも悪性の腫瘍をがんと言うわけです。

 よく知られているようにタバコの煙には4,000種類以上の化学物質、約200種類の有害物質、60~70種類の発がん物質が粒子やガスとして存在し、ニトロソアミン類、ベンツピレン、ダイオキシン類、アルデヒド類、活性酸素などが遺伝子異常を起こし発がんと関係しています。

 がんにならないためには能動喫煙をしてはいけないことは言うまでもありませんが、自分が吸い込む煙よりも多くの有害物質を含む副流煙による受動喫煙被害を発生させないことの方がもっと重要です。

             (TCT 立山義朗)
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# by hiro-nishi-mc | 2008-12-10 13:39 | タバコラム
追加ブログ「広島西医療センター別館」オープン

追加ブログ 「広島西医療センター別館」 オープン

先日、東京有楽町国際フォーラムで

  「第62回国立病院総合医学会」  

が開催され、当院からも多数の演題が発表されました。

その際の様子をUPしたいということで、追加ブログ

 「広島西医療センター別館」
 http://sonyme.exblog.jp
/


をオープン致しました。

皆様ぜひ一度ご訪問を!!
 
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# by hiro-nishi-mc | 2008-12-03 17:20 | 講演会・研修会のお知らせ
第36回神経病理懇話会 御礼

 第36回 神経病理懇話会 御礼

 平成20年11月15日(土)、11月16日(日)の両日にわたり
 広島グランドインテリジェントホテルで開催させて頂きました
 第36回神経病理懇話会は、24題の演題ご応募と多数の
 方々のご参加を頂き、盛会のうちに無事終了することができ
 ました。

 色々と不手際がございまして、多くの皆様に、ご迷惑をおかけ
 致しましたことをお詫び致しますとともに、ご参加、ご協力頂き
 ました方々に深く感謝申し上げます。

 今後とも宜しくお願い致します。

         当番世話人 片山禎夫
          (国立病院機構 広島西医療センター)


  
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# by hiro-nishi-mc | 2008-11-18 09:09 | 講演会・研修会のお知らせ
タバコラム3.タバコ代値上げ案
3.タバコ代値上げ案

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 タバコ代を1,000円に値上げしてはどうかという案が出ています。税金を「取りやすいこころから取るのは、公平性を欠くのでけしからん」という意見もあります。

 タバコの税収は年間約2兆2,000億円あるそうですが、タバコ代値上げには増税ということよりも、もっと大切な意味があると言われています。まず、未成年や低所得層などの喫煙率低下、それに伴うタバコ関連疾患による死亡率低下、さらにタバコによるもろもろの社会損失額(5兆円とも7兆円とも試算されている)の減少などがあげられます。

 要するに税の増収というよりもタバコ消費が一層下がることによってタバコによる社会損失をくいとめることに主眼があると思われます。タバコ規制枠組条約(FCTC)第6条にもタバコの需要を減少させるための価格と課税に関する措置を講ずることが明記されています。

 国民の健康を犠牲にして国の財源に充てるという考え方は、タバコによる健康被害がまだよくわからなかった古い時代の話で、次々にタバコと多くの疾患との関係が明らかにされている今日において人道的に許されることではありません。

                     (TCT 立山義朗)
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# by hiro-nishi-mc | 2008-10-06 14:58 | タバコラム
タバコラム2.煙を憎んで人を憎まず
 2.煙を憎んで人を憎まず

 悪人に対して、『罪を憎んで人を憎まず』と言うことがあります。タバコに対しても同じことが言えるのではないでしょうか。喫煙者が悪いのではなく、タバコ(煙)が悪いのだと。とはいうものの、感情的には罪を犯した人間が悪いに決まっているので、許すわけにはいかないという気持ちも良く理解できます。
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 というわけで、喫煙者を悪いとする前に、まずは喫煙行為(タバコの煙)を法的に規制し、罰則もつけましょうという方向性が、国際的に明確となりました。それはタバコ規制枠組条約(FCTC:Framework Convention on Tobacco Control)の第4条と第8条にある受動喫煙禁止措置に関して、締約国は2010年2月までに法整備が義務づけられたのです。

 国レベルではまだ健康増進法第25条止まりですが、神奈川県は今年度中の『禁煙条例(仮)』制定に向けて先陣を切りました。自分以外の人に煙が届くような喫煙(自分以外の人がいる屋内すべてと屋外でも不特定多数の人が利用する場所での)は近々禁止されるのだということを喫煙者は今のうちに気づいて、早く足を洗ってほしいと願っています。

      (TCT 立山義朗)
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# by hiro-nishi-mc | 2008-08-26 18:12 | タバコラム
   
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