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タバコラム 105. 禁煙の日にひとこと(87)~禁煙後進国日本はこんなところにも!~

 タバコラム 105. 禁煙の日にひとこと(87)
    ~禁煙後進国日本はこんなところにも!~


今年も残りあと僅かとなってまいりました。慌ただしくお過ごしのことと思います。

さて、今回は禁煙後進国日本はこんなところにも!と題してプレーン・パッケージング1)について紹介したいと思います。

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🔴タバコ製品の包装及びラベル2)

皆さんも既にお気づきかと思いますが、タバコの箱の包装には『喫煙によって健康を害する危険があります』といった内容のメッセージが表示されています。これは世界保健機関(WHO)2005年に発効した、たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約(WHO framework Convention on Tobacco Control:FCTC)に基づいています。FCTC11条では、たばこ製品の包装及びラベルについて『たばこ使用の有害な影響を示す健康警告を表示すること』が定められています。さらに『虚偽や欺瞞的な不適切な表現を用いて、たばこ製品の販売を促進しないこと』とされています。

🔴タバコの包装のお国柄

FCTCの締約国は現時点で181か国まで増えており、当然、日本も含まれています。タバコの包装における健康被害を警告する表示は『主たる表示の50%以上を占めるべきであり、30%を下回ってはならない』と勧められています。健康被害を警告する表示が、包装の主要面のどのくらいの割合を占めているかは、国によって違いがあり、日本は30%ですが、オーストラリア82.5%、カナダ75%、アメリカ50%となっています。

🔴プレーン・パッケージングとは

オーストラリアは2012年に世界で最も早く『プレーン・パッケージング』を導入しました。オーストラリアのタバコの表示は、単色無地でロゴなども一切使用せず、タバコ会社は商品名と社名のみを決まった色、書体、サイズの文字で決まった場所に表示しなくてはならないのだそうです。ブランドイメージを剥ぎ取られたタバコは魅力のないものに見えるため、喫煙率の低下につながるという訳です。

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写真:オーストラリアのタバコ(日本禁煙学会ホームページより)

日本の私達は「本当にここまでやるの?やりすぎではないか?」という印象を受けるかもしれませんが、あくまでも禁煙後進国の日本の感想に過ぎないかもしれません。しかしながら、タバコ会社の方もこのような厳しい規制に対しては黙っていない様で、国際投資協定や知的財産権を盾にして訴訟を起こしたりしているそうです。禁煙先進国では日々、激しい攻防戦が繰り広げられているのではないでしょうか。プレーン・パッケージングが日本でも導入される日が来るでしょうか?

 これについて、皆さんはどう思われますか?

参考文献

1)宮崎恭一:III 世界の潮流と日本の現状 Chapter5タバコのパッケージ、禁煙学改訂第3版、東京:南山堂;2014. p.252-256

2)戸次加奈江:「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」第11条 「たばこ製品の包装及びラベル」について、日本衛生学会雑誌 2015;70:24-32.


         禁煙促進チーム 生田卓也


by hiro-nishi-mc | 2018-12-20 15:59 | タバコラム
   
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