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タバコラム65.禁煙の日にひとこと(47) ~受動喫煙をなくそう!その2.健康講演会から~
 タバコラム65.禁煙の日にひとこと(47)
 ~受動喫煙をなくそう!その2.大竹ふれあい健康・福祉まつり 健康講演会から~


 前回のタバコラム64.に10月25日(日)開催の大竹ふれあい健康・福祉祭りのご案内を兼ねて、大竹市医師会の真鍋憲幸先生より寄稿していただきました。
 今回はこの日に私・立山が講演でお話した内容について簡単にまとめてみました。

*************************

 今回の健康講演会(公開座談会)のテーマは「健康都市おおたけ ~大竹市からタバコの煙をなくそう~家庭や職場でできること」でした。

d0128520_11267100.jpg 大竹市はつい10数年前までは、工場からの煙などにより独特のにおいがする臭い町という印象でしたが、現在は空気は全く無臭で、工場の煙突からは水蒸気のみの白いきれいな煙しか出ていません。 (図1.当日の会場周辺の工場の様子)
 今回この催しに参加させて頂いて思ったのは、大竹市民の意識改革を柱にすえ、入山大竹市長さんを中心とする行政と、荒田大竹市医師会長を中心とする大竹の医療が一致団結すれば、工場の煙の浄化と同様に、タバコの煙をなくすことも決して不可能ではないということでした。

d0128520_11292970.jpg まず受動喫煙とは自分の意思に関係なく、タバコの煙(副流煙や呼出煙)を吸わされることであることを説明し、副流煙には吸ってる本人の主流煙よりも30~100倍多く有害物質(主に粒子状物質)が含まれていることをテキストに書かれてある数値をグラフ化して示しました。(図2.副流煙の有害物質量)

 次に能動喫煙で罹るリスクの高い病気、特に肺がんなどのがん、心筋梗塞やCOPDなどはすべて受動喫煙でも起こる こと受動喫煙に非常に関係の深い病気、例えば乳幼児突然死症候群、妊婦さんの周産期異常、小児のぜんそくや中耳炎などもあることも説明しました。

 受動喫煙に限らず、主要死因となっている、がん、心血管疾患、肺炎、脳血管疾患はいずれもタバコがリスクになっており、2012年のデータでは、がんで1年間に死亡する36万人のうち、男性では肺がん、胃がん、大腸がん、肝がん、膵がんの順に、女性では大腸がん、肺がん、胃がん、膵がん、乳がんの順に多く、これらすべてタバコと関係の深いがんとなっています。これら以外の臓器のがんも、例えば、咽頭・喉頭がん、膀胱・尿路がんや子宮頸がんなどもタバコと関係が深いと言われていますが、主に肺から発がん物質などが吸引された後、血中に溶け込むことで全身臓器に行きわたることを考えればどの臓器のがんもタバコがリスクになり得ることは当然のことと言えば当然と言えるでしょう。

d0128520_11465876.jpg そして受動喫煙による肺がんについての報告の中で、最もタチの悪いタイプの小細胞がんが最も多いというデータも非常にインパクトがありました。
(図3.受動喫煙による肺小細胞がんの発生リスク )



d0128520_11501290.jpg さらに、急性冠症候群(急性心筋梗塞)については、受動喫煙を法的に規制する前後で、入院患者が明らかに減少するという有名な論文からのデータを示して、受動喫煙による病気を防ぐためには法規制が非常に有効であることを紹介しました。 (図4.法規制前後の急性冠症候群入院患者) 


d0128520_115744.jpg 最後に受動喫煙と直接関係はありませんが、私のような病理医を主人公とした、画期的な連載マンガ「フラジャイル」が昨年6月より始まったことを紹介しました。
 (図5.10月23日発売のフラジャイル単行本4巻)
 ところがこれは私たち病理医にとって大いに歓迎すべきこととは言え、主人公の病理医の喫煙シーンのみならず、同僚や関係者みんなが、やたらぷかぷか喫煙しているので、これは何とかしなくてはと思っていました。幸い8月に原作者の草水敏さんに直接会う機会があり、今のご時世に病理医で喫煙者はほとんどいないことを話し、今後のストーリーの中で主人公はさりげなく禁煙したという展開にぜひともしてくださいね、と直接要望したことを話しました。そして来年の1月13日(水)10時からこのマンガのドラマが始まりますが、ドラマの中では喫煙シーンは全くないはずと聞いているが、もし万が一喫煙シーンがあれば今日会場に来てくださった皆さんからもぜひ抗議をしてくださいとお願いして締めくくりました。

      (禁煙促進チーム 立山義朗)

by hiro-nishi-mc | 2015-10-30 12:09 | タバコラム
   
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