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カテゴリ:タバコラム( 96 )
タバコラム97.禁煙の日にひとこと(79)~コンビニ前の喫煙所が撤去されていました!~
 タバコラム97.禁煙の日にひとこと(79)
  ~コンビニ前の喫煙所が撤去されていました!~

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 3月末頃に前を通りかかって、たまたま気がついたのですが、駅前のコンビニエンスストア前の喫煙所が撤去されているではありませんか!
(上の写真は、私が実際に目にした店ではありません)

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 人通りが多いので店に苦情があったからこうなったのかもしれませんが、とてもすばらしいことです。ここに喫煙所があることで多くの人が受動喫煙の害にさらされていましたから。

(この写真もイメージです。私が目にした店のものではありません)

 受動喫煙防止は、タバコ規制枠組条約(FrameworkConvention on Tobacco Control, FCTC)第八条に規定されています。わが国も、罰則付の健康増進法改正法案に受動喫煙防止が盛り込まれることになっていますが、ざる法とは言え、とりあえず今国会で早く成立させて欲しいものです。


FCTCと言えば、第十三条にタバコ広告、販売促進、スポンサー活動の包括的禁止も規定されています。コンビニ前の喫煙所撤去の次は、コンビニのレジに陳列されているタバコを目につかないところに置いて販売して欲しいものです。誰もがおかしいと思っていることですが、本当は健康上問題があることが明らかなので、販売自体を規制するというのが本道だと思います。そのためには、たばこ事業法を廃止しタバコは厚生労働省の管轄下においてタバコ消費を減らしていく必要があります。それにはタバコ価格(タバコ税)を上げる政策が、税収も増えつつ消費も落ち、国民の健康増進につながるので非常に有効だと言われています。


参考:禁煙学改訂3(2014)

         (禁煙推進チーム:立山 義朗)














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by hiro-nishi-mc | 2018-04-12 18:11 | タバコラム
タバコラム96.禁煙の日にひとこと(78)~喫煙とアレルギー疾患について~


 タバコラム96.禁煙の日にひとこと(78) 
   ~喫煙とアレルギー疾患について~

みなさん、こんにちは。禁煙促進チームの生田です。

インフルエンザの流行は終わりつつありますが、今度はスギ花粉症の流行期を迎えています。毎年、この時期になると、花粉症症状に悩まされる方も多いかと思います。

*花粉症とは

花粉症は、花粉をアレルゲンとするⅠ型アレルギーで、ハウスダストによる通年性アレルギー性鼻炎に対して、季節性アレルギー性鼻炎と言われています。花粉の飛散時期に合わせて、くしゃみ、水様性鼻漏、鼻閉といった症状に加えて、眼の掻痒感、流涙といった眼症状を伴ってきます。

アレルギー疾患のうち、アレルギー性鼻炎、アレルギー性皮膚炎、食物アレルギーは多くの人が罹患するありふれた疾患で小児期に多くみられます。『アレルギーマーチ』という考え方は、アトピー素因のある小児が原因と発症臓器を異にして、これらのアレルギー疾患を発症していく現象を指しますが、遺伝的な要因と共に出生後の環境要因が影響していると考えられています1)


*アレルギー疾患と喫煙の関係

さて、アレルギー疾患と喫煙との関係はどうなのでしょうか?

 調べてみた所、Saulyte. J先生らがまとめたメタ解析の結果2)が見つかりました。喫煙とアレルギー疾患はそれほどつよい関連はないのかもしれませんが、小児や思春期の若者では、能動喫煙も受動喫煙もアレルギー疾患(特にアレルギー性皮膚炎)の増加に関連しているという事が示されていました(表1)。

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*花粉症と喫煙の関係

では、アレルギー疾患の中でも、今流行を迎えている花粉症と喫煙との関係はどうなのでしょうか?

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 表2のごとく、Lannero.E先生らの論文3)では、幼児期(生後2か月という早期)に受動喫煙に曝露されると吸入抗原や食事性アレルゲンに対するIgE感作の成立リスクを高める事が示されました。しかも、生後数か月の時期に親からの受動喫煙に曝露されると、喫煙本数に応じてIgEの感作が起きるという結果が示されました。

(花粉症の様なアレルギー性鼻炎や気管支喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患はⅠ型アレルギーと言われますが、IgE抗体は肥満細胞や好塩基球といった細胞の表面に固着し、アレルゲンと反応する事でⅠ型アレルギーを惹起します。『感作』とは肥満細胞や好塩基球といった細胞表面にIgE抗体がくっつきアレルゲンに出会うのを待っている状態の事です。)


 しかしながら、この論文では、喫煙によってネコの毛の様な『通年性の室内アレルゲン』への感作は起こりやすくなりますが、『季節性のアレルゲン』である花粉は主に屋外で曝露を受けるため感作が成立しにくいと考察されています。

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 最後に、Skaaby.T先生らの論文4)によると、喫煙は気管支喘息の発症リスクは高めるかもしれないが、花粉症の発症リスクについては低いであろうとの事でした(表3)。どうやら、タバコの煙は幼少時期に曝露されると、小児のアレルギー疾患発症リスクを高める可能性がありますが、花粉症に関してはその影響はさほど強くないのかもしれません。

さあ、これらの論文について、皆さんはどう思われますか?

喫煙とアレルギー疾患については様々な研究があって、まだまだ議論の余地はありそうですね。

ただし、花粉症で鼻水が出て眼がかゆい時に、近くで絶対にタバコを吸って欲しくないですし、小さな子供のアレルギー発症にタバコの影響が大きいとなると一刻も早い受動喫煙対策が必要ではないでしょうか!



(
引用文献)

)馬場 実:アレルギーマーチ 小児科診療4(17):481-485.1998.

2)Saulyte.J .et al. PLOS Med2014 Mar 11;11(3):e1001611. doi: 10.1371/journal.pmed.1001611. eCollection 2014Mar

)Lannero.E.et al.Thorax. 2008 Feb;63(2):172-6. Epub 2007 Dec 18

)Skaaby.T .et al.Sci Rep. 2017 May 22;7(1):2224. doi:10.1038/s41598-017-01977-w.


    (禁煙推進チーム:総合診療科 生田 卓也)


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by hiro-nishi-mc | 2018-03-23 18:48 | タバコラム
タバコラム95.禁煙の日にひとこと(77)~タバコ1日1本に減らしてもリスクは減らない!タバコに安全レベルはない!~


タバコラム95.禁煙の日にひとこと(77)
~タバコ11本に減らしてもリスクは減らない!
      タバコに安全レベルはない!~


 Hackshaw氏の論文(BMJ 2018; 360: j5855)についてMedical Tribune 2/15(2018)1面に紹介されています(写真)。

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 写真のグラフMedical Tribune 2/15(2018)より引用)にありますように、冠動脈疾患では喫煙未経験者を1として、11本でも相対リスクは男性1.74、女性2.19、脳卒中では、同じく男性1.56、女性1.46と男女とも約1.5倍~2倍高くなっています。
 120本の喫煙によって増加するリスクに対する11本の喫煙によって増加するリスクの割合(調整後過剰相対リスク)も、冠動脈疾患では男性53%、女性38%、脳卒中では男性64%、女性36%と、当初の約5%という予測よりもはるかに高い結果であったとするものです。

 2ページ目の、「喫煙に安全なレベルは存在しない」と題する、熊本市民病院神経内科の橋本洋一郎先生の先の論文の解説記事にもありますように、少しでもタバコの害を減らすために軽いタバコに変えたり、本数を減らそうとしても、決して安全ではないことを肝に銘じた方がよい。現在、米国FDAでは認可されていないのに、タバコに比べタールを少なくし日本で大流行しているとされる加熱式タバコ(iQOSなど)に乗り換えても、ニコチンを含むタバコである限り、先の研究結果をみても健康被害はそれほど減らないと思われます。

 良識ある皆さんは「より安全である」との宣伝に踊らされることなく、加熱式タバコに手を出さないようお願いします。加熱式タバコの健康被害の実態については、まだ十分に明らかになっていませんが、近い将来日本での「実験」結果が公表されることとなるでしょう。決してあなた自身が実験対象とならないことを祈っています。
(禁煙推進チーム: 立山 義朗)

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by hiro-nishi-mc | 2018-03-02 17:25 | タバコラム
タバコラム94.禁煙の日にひとこと(76)~世界禁煙デー 2018はタバコと心血管疾患との切っても切れない関係!~

タバコラム94.禁煙の日にひとこと(76)
 ~世界禁煙デー 2018はタバコと心血管疾患との切っても切れない関係!~


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 今年2018531日の世界禁煙デー(WorldNo Tobacco Day)のテーマは、以前からよく知られていることですが、とても重要なポイントです。



 それは、“Tobaccoand heart disease”です。


 ここにありますように、すべての心臓病死の12%はタバコが原因であり、心血管疾患(Cardiovascular disease)は、高血圧に次いでタバコが原因です。


 もう、345年前になりますが、私が学生の頃、循環器のS先生が、ポスターを示しながら、授業でタバコは心筋梗塞の重要なリスクです!と強調されていたことをよく思い出します。この頃、医学生でありながら、タバコを吸っていた私は、タバコが心臓に及ぼす影響について全く考えていなかったことを今だにとても恥ずかしく思っています。


WHOホームページに公開されています。

http://www.who.int/mediacentre/events/2018/world-no-tobacco-day/en/


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 20168月に厚労省が発表したいわゆるタバコ白書の中から、






 タバコとの因果関係についてエビデンスが確立している疾患についても合わせてお示ししておきます。





(禁煙推進チーム:
      立山 義朗)






























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by hiro-nishi-mc | 2018-01-22 15:04 | タバコラム
タバコラム93.禁煙の日にひとこと(75)~上野動物園が園内禁煙に!~

 タバコラム93.禁煙の日にひとこと(75)
   ~上野動物園が園内禁煙に!~


 東京都の禁煙に関するいくつかの条例は、国に先んじて近々制定される予定ですが、上野動物園が こどもの受動喫煙防止のために、都の条例を待たず、20171212日(火)より園内禁煙とする英断をされました。たいへんすばらしいことです。


 そして、1219日(火)からは、ジャイアントパンダのシンシンとシャンシャン母子の愛らしい姿が一般公開されることになりました。

d0128520_15455338.jpg左写真:

【パンダ赤ちゃんのおてんばシャンシャン(香香)と一心不乱に笹を食べているママパンダシンシン(真真)】
(撮影者の河野通裕氏より許可を得て掲載)



 しかし、こちらはすごい人気のようで、入園は抽選となっており、すぐに見に行くことはむずかしいようです。


 そのため、199時半から来年12月末までライブ映像をインターネット上で流し、実際に見ることができない人にも映像を通していつでも見ることができるようにするとのことです。


 広島市にも安佐動物園がありますが、こちらはまだ園内禁煙になっていないようですので、上野動物園と同じように、特にこどもたちへの受動喫煙防止のために1日も早く、園内禁煙にしてほしいと願っています。


 上野動物園ホームページ:

  http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/



       (禁煙推進チーム: 立山 義朗)


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by hiro-nishi-mc | 2017-12-21 15:56 | タバコラム
タバコラム92.禁煙の日にひとこと(74)~気になることば~


 タバコラム92.禁煙の日にひとこと(74)
    ~気になることば~


 ずっと気になることばがあります。

 まず、たばこ煙草も。タバコはご存じのようにtobacco(タバーコ)という外来語(英語)から日本語になったもので、もともと日本にあったものではありません。従いまして、外来語はカタカナ表記が本来の姿です。たばことか煙草と書くと、昔から日本にあるものと勘違いしたり、とてもやさしげな誤った印象を受けます。

 その続きですが、新幹線の車内放送でいつも聞かされる、「おたばこをお吸いになるお客様は、、、、、」の「おたばこ」。酒とタバコはよくセットで語られるから、お酒、おたばことなったのでしょうが、お酒はともかく、外来語に「お」をつけるのは明らかにおかしい。

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(左の写真は今年の「大竹ふれあい健康福祉祭り」に健康相談を出展した立山(左)と禁煙チームの生田先生です)

 最後に、愛煙家と嫌煙家。煙とはタバコのことであり、好きか、嫌いかと聞かれれば、当然嫌いです。しかし、タバコ問題は好き、嫌いという低い次元の話ではなく、世間で、いや、世界で騒がれているように、人々が健康に生きるためにみんなで対策をしていくべき重大な健康問題となっています。



 健康増進法改正案が全くまとまらないからと思われますが、「飲食店
150m2以下は喫煙可能、見直し期限もなし」という厚労省案がつい先日紙上発表されました。

 本当に厚労省がこのような案を出すのか疑問に思うところですが、国は国際的に恥をかかぬよう、国民の健康を第一に考えるよう、今度こそタバコ問題(特に受動喫煙対策)に真っ当な舵を切ってほしいものです。
         
      (禁煙推進チーム: 立山 義朗)


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by hiro-nishi-mc | 2017-11-21 17:38 | タバコラム
タバコラム91.禁煙の日にひとこと(73)~スタジアムと禁煙~


 タバコラム91.禁煙の日にひとこと(73)
       ~スタジアムと禁煙~


 自分はプロ野球観戦が大好きで、20年ほど前、まだ独身で国立呉病院にいたころは、年間数十試合、見に行っていました。
 最近はさすがに若い頃のような体力もなくなり、年間数試合、チケットがとれたときにマツダスタジアムに行く程度です。
 ここ数年は取れなくなりましたねぇ。
 かつての広島市民球場でチケットの心配をすることはなかったですが。


 ベースのチームはもちろん広島東洋カープですが、対戦カード問わず、あらゆるところに出向きました。本拠地球場だけでも、広島市民球場は当然として、東京ドーム、横浜スタジアム、明治神宮野球場、ナゴヤ球場・ナゴヤドーム、阪神甲子園球場、西武ライオンズ球場・西武ドーム、千葉マリンスタジアム、藤井寺球場・大阪ドーム、グリーンスタジアム神戸、福岡平和台球場・福岡ドームと、ありとあらゆる球場を巡っていました(ま、以前書いたように、乗り物オタクでもありますので)。d0128520_18224874.jpg


 横浜スタジアム 
 2007年9月17日
 (横浜vs広島)

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明治神宮野球場
2014年9月23日
(ヤクルトvs広島)


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 東京ドーム 
 2007年9月16日
 (巨人vs広島)

かつて、露天の球場はもともとどこも喫煙可で、広島市民球場もそうでした。7回裏のジェット風船に、タバコの煙を吹き込んで飛ばしている人がいたことを思い出します。

 調べたわけではないですが、スタジアムの禁煙のはしりは恐らく東京ドームです。開場は1988年で、当時は公共の場所での禁煙がそんなに進んではいませんでしたが、エアドームであるがゆえ、禁煙にせざるを得なかったというのが本当のところと思われます。

 そうしているうちに、ドーム球場だけでなく、露天の球場も客席の禁煙がすすんでいきました。広島市民球場も全席禁煙となり、1塁側内野1階席の後方の壁(2階席の下)に大きく「禁煙」と書かれていました(写真がなくてすみません)。

 現在、マツダスタジアムは、客席は全席禁煙で、喫煙可能なエリアが計5カ所に設けられています。バックスクリーン後方ややレフト側、3塁側B指定席後方、ライト側カープパフォーマンス席の下、1塁側A指定席後方、3塁側ビジターパフォーマンス席の下です。

 詳しい場所はマツダスタジアム公式HPをごらん頂くとして、愛煙家の方々には残念なことに、いずれの喫煙エリアからも、グラウンドはほとんど見ることができません。

 せっかくきれいなスタジアムに来たのですから、熱いゲームといっしょにきれいな空気を心の底から楽しんでみてはいかがでしょうか。

(禁煙推進チーム: 副薬剤部長 幸吉 明)


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by hiro-nishi-mc | 2017-10-23 19:03 | タバコラム
タバコラム90.禁煙の日にひとこと(72)~東京都受動喫煙防止条例案発表と喫煙と糖尿病発症リスクについての論文から~
 タバコラム90.禁煙の日にひとこと(72)
  ~東京都受動喫煙防止条例案発表と喫煙と
      糖尿病発症リスクについての論文から~

 暑い夏がやっと終わり秋の気配がしてきました。
 禁煙促進チームの生田です。

*東京都が受動喫煙防止条例案
 2020年の東京オリンピックを控えて、先日、東京都が受動喫煙防止条例案を発表しました。
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 条例案は現段階ではあくまでも案に過ぎないので、これに対して都民の意見を10月6日まで募るとの事でした。 喫煙対策は自治体によって異なっており、全国一斉に法制化される事ではないでしょうが、首都東京の動向は他県にも影響を及ぼすかもしれませんね。
 広島では第3種施設(飲食店、物品販売店舗等)は管理者が施設の入り口に「禁煙」、「分煙(分煙の内容)」、「喫煙可」のいずれかの表示をする義務がありますが、これは罰則のない強制力のない義務とされている様です。

*喫煙が2型糖尿病の発症リスクを高める
 さて、喫煙に関する医学の話題を探していた所、見つかりました。
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 国立国際医療センターのShamima Akter先生、溝上哲也先生らの論文によると、日本において喫煙と2型糖尿病の発症リスクに関する前向き観察研究をメタ解析したところ、現在、タバコを吸っている方は、喫煙歴のない方と比べて1.38倍、2型糖尿病を発症するリスクがある。過去にタバコを吸っていた方は、1.19倍のリスクがある事が判ったそうです。
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 また、1日当たりの喫煙本数が増えるのに比例して2型糖尿病の発症リスクも上昇するといった知見が得られたそうです。

 さらに受動喫煙によっても2型糖尿病の発症リスクが20%高まるそうです。

 肥満や運動不足、栄養過多以外にも、喫煙が糖尿病の発症リスクに関わっているとは驚きですね。

*2型糖尿病の発症に対する禁煙の効果
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 禁煙すると糖尿病の発症リスクはどうなるかというと、禁煙期間が延びていくにつれて、発症リスクは減っていき、10年以上禁煙を続けると喫煙歴のない方と同程度のリスクになるそうです。

 一方で、禁煙に伴って体重が増加するため、糖尿病の発症リスクが高まるという報告もあり、この辺りは今後も議論のある所かもしれません。

 皆さんはどう思われますか?

 禁煙して体重が増加し糖尿病の発症リスクが高まることもあるかも知れませんが、タバコが原因の多くの病気の発症を考えると、禁煙のメリットの方がはるかに大きいですね。

      (広島西医療センター総合診療科 生田卓也)

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by hiro-nishi-mc | 2017-09-22 14:10 | タバコラム
タバコラム89.禁煙の日にひとこと(71)~『子宮頸癌の若年化と女性の喫煙』についての論考から~

 タバコラム89.禁煙の日にひとこと(71)
 ~『子宮頸癌の若年化と女性の喫煙』についての論考から~
 

 長年、子宮頸癌の診療にあたってこられた西村隆一郎先生より、『子宮頸癌の若年化と女性の喫煙』と題する論文を読ませていただきました(日婦腫瘍会誌 2014;32(4):739-749)。
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 子宮頸癌の罹患率は、1980年には更年期以降の女性が主体を占めていましたが、2005年になると25~44才の女性が主体を占めてきました(左図2)。d0128520_12080406.png







 子宮頸癌による死亡率も下げ止まり、むしろ増加傾向すら示しています(右図8)。






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 一方、喫煙率はと言うと、男性はどの年代も減少の一途をたどっているのに対し、女性では1980年頃までは喫煙女性の多い年代は50才以上であったのが、1990年以降には20~40才代女性が大半となり、2002年頃まで増加し続けていました(左図4)。

 一方、米国における喫煙(あるいはタバコ消費量)と肺癌死亡率との関係では20~30年のタイムラグで減少が見られてきたことは有名ですが、日本においても1968年にタバコ消費量がピークとなり漸減するに従って、1998年に肺癌死亡率がピークとなってからは減少に転じていることから、両者の関係には約30年のタイムラグがあると考えられています。

 そうすると、喫煙と子宮頸癌の場合、10~20年という、肺癌よりも短いタイムラグで死亡率あるいは罹患率と相関しているのではないかと考えられています。

 さらに、子宮頸癌はHPV感染が原因と考えられていますが、喫煙すると、まず、HPVに感染しやすくなり、次いで軽度異形成から高度異形成や上皮内癌に進展しやすくもなり、さらに上皮内癌から浸潤癌へも進展しやすくなるとのデータも知られています。

 日本よりも女性の喫煙率が高いとされる韓国で子宮頸癌の死亡率が2005年頃まで急増している(上図8)ことをみても若年女性の禁煙キャンペーンの必要性を物語っています。

 受動喫煙についても能動喫煙ほどではないにしろ、影響があることはまちがいありません。また、閉経期前の乳癌罹患率や死亡率の増加についても喫煙の影響があるとされており、性成熟期女性が子宮頸癌で死亡することを防ぐことは少子化対策において重要なポイントであることはまちがいありません。
 
                  (禁煙促進チーム 立山 義朗)

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by hiro-nishi-mc | 2017-08-25 12:51 | タバコラム
タバコラム88.禁煙の日にひとこと(70)~禁煙本の決定版が出ました!~


 タバコラム88.禁煙の日にひとこと(70)
   ~禁煙本の決定版が出ました!~


 禁煙センセイこと、岡山済生会病院呼吸器専門の川井治之先生による、 「頑張らずにスッパリやめられる禁煙」というタイトルの本が、20177月に出版されました。


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 ニコチン依存症について、なぜタバコがやめられないのか?、なぜやめていたのに再び吸い始めるのか?などといった疑問に、快楽物質であるドーパミン、気分調整物質であるセロトニンの薬理作用を説明しつつ、実に明解な解答が書かれています。 では、どうすれば、表題のように頑張らずにスッパリやめることができるのか?については、この本の中心テーマですが、3つの依存について、それぞれの依存に対する対処法が具体的、実践的に用意されていますのでぜひ本文をお読みください。

 ちなみに3つの依存とは、 「身体的依存」、「心理的依存」、「習慣的依存」のことです。

そして、認知的不協和というわかりにくい用語の解説もわかりやすく書かれています。
 一言で言えば、
頭でわかってはいるけど(本当はわかっていない?)、何やかやと理屈をこねて、喫煙行為についてあえて正しくとらえようとしないこととでも言えるかと思いますが、何とも落ち着かない、気持ち悪い状況を表した言葉です。


 医師や大学教授であっても、タバコを擁護することを平気で
公言することも認知的不協和に相当するかと思います。

 さらに、この本には、今流行りのマインドフルネスともからませて、タバコをやめると前頭前野領域が活性化して、自律的、自主的に人生を送ることができるようになり、考え方が極めてポジティブな人になれることが述べてあります。
 私の経験からいっても、まさしくその通りと思います。
 タバコをやめた人たちが、口をそろえて、タバコを止めて本当に良かったと言っているのもこのことに気づいたからだと思います。

 タバコをやめることがゴールではありません。
 タバコをやめることは、健康生活を始める第一歩、スタート地点に立つ!ということなのです。

 この本は、タバコをやめたいと考えている人はもちろんのこと、タバコは絶対にやめないと思っている人、タバコなんて自分に関係ないと思っている人、タバコをやめさせたいと思っている家族の人や医療関係者の人たち皆さんにぜひ読んでいただきたい一冊です。

       (
禁煙促進チーム 立山義朗)



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by hiro-nishi-mc | 2017-07-19 23:28 | タバコラム
   
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