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> タバコラム95.禁煙の日にひとこと(77)~タバコ1日1本に減らしてもリスクは減らない!タバコに安全レベルはない!~


タバコラム95.禁煙の日にひとこと(77)
~タバコ11本に減らしてもリスクは減らない!
      タバコに安全レベルはない!~


 Hackshaw氏の論文(BMJ 2018; 360: j5855)についてMedical Tribune 2/15(2018)1面に紹介されています(写真)。

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 写真のグラフMedical Tribune 2/15(2018)より引用)にありますように、冠動脈疾患では喫煙未経験者を1として、11本でも相対リスクは男性1.74、女性2.19、脳卒中では、同じく男性1.56、女性1.46と男女とも約1.5倍~2倍高くなっています。
 120本の喫煙によって増加するリスクに対する11本の喫煙によって増加するリスクの割合(調整後過剰相対リスク)も、冠動脈疾患では男性53%、女性38%、脳卒中では男性64%、女性36%と、当初の約5%という予測よりもはるかに高い結果であったとするものです。

 2ページ目の、「喫煙に安全なレベルは存在しない」と題する、熊本市民病院神経内科の橋本洋一郎先生の先の論文の解説記事にもありますように、少しでもタバコの害を減らすために軽いタバコに変えたり、本数を減らそうとしても、決して安全ではないことを肝に銘じた方がよい。現在、米国FDAでは認可されていないのに、タバコに比べタールを少なくし日本で大流行しているとされる加熱式タバコ(iQOSなど)に乗り換えても、ニコチンを含むタバコである限り、先の研究結果をみても健康被害はそれほど減らないと思われます。

 良識ある皆さんは「より安全である」との宣伝に踊らされることなく、加熱式タバコに手を出さないようお願いします。加熱式タバコの健康被害の実態については、まだ十分に明らかになっていませんが、近い将来日本での「実験」結果が公表されることとなるでしょう。決してあなた自身が実験対象とならないことを祈っています。
(禁煙推進チーム: 立山 義朗)

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by hiro-nishi-mc | 2018-03-02 17:25 | タバコラム
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