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タバコラム 21.禁煙の日にひとこと(4)~禁煙ファシズムについて~
タバコラム 21.禁煙の日にひとこと(4)
~禁煙ファシズムについて~
政界で注目されている橋本大阪市長の独裁的主張をハシズムと言う人がいます。
又
「禁煙ファシズム」ということばも耳にします。国が率先して行う『喫煙を絶対許さない強硬な禁煙活動』をそう呼んでいるようです。
かつてナチスのヒットラーが反喫煙キャンペーンを推し進めていたということからも恐い運動であるので気をつけろ!とでも言いたいかのようです。
喫煙は国民死亡原因の1位(がん)、2位(脳血管疾患)、3位(虚血性心疾患)の重要なリスクファクターであることが明らかにされている今日、死亡率を下げるために国が喫煙防止対策を掲げることは至極当然です。
医療に費やされる財源、医療従事者、医療施設など医療資源は無限ではないのです。国民一人一人に禁煙を啓発することは、決して国民の自由を束縛するものではありません。
なぜなら禁煙によって国民自身がタバコの呪縛から解放され、健康な精神と体を取り戻すことでさまざまな自由を手に入れることができるからです。
自分はタバコを吸わないが、今の禁煙活動は禁煙ファシズムだなどと言う前に
、禁煙の意味を正しく理解することが大切です。
(禁煙促進チーム 立山義朗)