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タバコラム 107. 禁煙の日にひとこと(89)~タバコは骨粗鬆症のリスクです~


 タバコラム 107. 禁煙の日にひとこと(89)
    ~タバコは骨粗鬆症のリスクです~



🔴喫煙は骨粗鬆症の危険因子

 骨粗鬆症は骨の強度が低下して骨折するリスクが増大している状態の事を言いますが、喫煙は骨粗鬆症の危険因子のひとつです。

 骨粗鬆症の診断を受ける為には、病院に行って骨密度を測定してもらい、若年成人平均値(Young adult mean:YAM)を基準にしてどのくらい低下しているかを評価してもらう事が必要になります。YAM70%未満、もしくはX線検査で脆弱性骨折を発見された方では80%未満で骨粗鬆症という診断になります。

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 FRAX(fracture risk assessment tool)(図1)というツールを用いると個人の今後10年間の骨折発生確率を算出する事が出来ますが、このツールで入力していく危険因子の欄の7番目に『現在の喫煙』があります。
 FRAXを用いて、10年後の骨粗鬆症性骨折確率が15%以上と判定されると骨密度が7080%の方も骨折予防のための治療薬を開始した方がよいとされています(図2)。
d0128520_17460501.jpg
 FRAX
で採用された危険因子を眺めると、生活習慣の改善で危険因子『あり』を『なし』に出来るのはこの『喫煙』と11番目に挙げられている『アルコール』という事になります。

🔴何故、喫煙によって骨が脆くなる?

 様々な機序がある様ですが、Jounal of Osteoporosis のレビュー記事によると、

 間接的な影響としては、
 ・ニコチンが食欲を抑制し喫煙者が低体重、低BMIになる事、
 ・喫煙によりビタミンDや副甲状腺ホルモン(PTH)に影響し骨量を低下させる事、
 ・コルチゾールを増加する事、
 ・女性ホルモン(エストラジオール)を減少させる事、
 ・酸化ストレスを増加する事

 などが報告されている様です。

 直接的には
 ・ニコチンが骨形成を抑制する事
 も報告されているのだそうです。 詳しくは文献をご参照ください。


 どうやら喫煙する事で骨が脆くなり、骨折しやすくなるのは確からしい様です。

 禁煙をして将来的に骨折を予防する事が出来たら良いと思いませんか。

       禁煙促進チーム 生田 卓也

参考文献

  1. 藤原佐枝子 骨折リスク評価ツールFRAX. 診断と治療,vol.104,no.10,1263-1266,2016

  2. Al-Bashaireh.AM The Effect of Tobacco Smoking on BoneMass:An Overview of Pathophysiologic Mechanisms. J.Osteoporos, 2018,Dec2:2018:1206235



# by hiro-nishi-mc | 2019-02-21 17:53 | タバコラム
タバコラム 106. 禁煙の日にひとこと(88)~JT全国喫煙者率調査が終了に!~

 タバコラム 106. 禁煙の日にひとこと(88)
   ~JT全国喫煙者率調査が終了に!~


 今年51日に改元され、今の天皇陛下が皇太子殿下に譲位されることが決まっています。

 平成最後だからというわけではないでしょうが、昨年1213日に1965年からJTが毎年行ってきた男女別喫煙者率の全国調査が2018年をもって終了すると発表されました。
 終了の理由としては、個人情報の観点より調査の信頼性の担保が困難とか調査の負担を勘案して総合的に判断した結果とのことのようです。

 ちょうどこの機会に54年の長期にわたる喫煙者率をグラフ化してみました(図)。

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 1965年には男性で80%を超えていたのが1/327.8%に、女性で15%を超えていたのがほぼ1/28.7% まで年を追うごとに直線的に減少し続けていたのがよくわかります。

 その理由としては、タバコの有害性の科学的証明がなされていること、国民の健康意識が向上したこと、受動喫煙被害をなくそうとの共通認識が得られつつあることなどがあげられるでしょう。

 さて、2019年からの今後の喫煙率調査については、厚労省が行っている国民健康・栄養調査(毎年)や国民生活基礎調査(3年に1度)の喫煙に関する項目から拾うことになります。

 喫煙率調査に関連して、今後は従来の燃焼式タバコのみならず新型タバコとして売り出されている加熱式タバコの使用についても使用者率(喫煙率)など漏れないように調査していくことが重要となってきます。

 なにしろ加熱式タバコの有害性がどのような形で出てくるかまだ十分なデータがない状況ですから。

          禁煙促進チーム 立山 義朗



# by hiro-nishi-mc | 2019-01-22 12:04 | タバコラム
タバコラム 105. 禁煙の日にひとこと(87)~禁煙後進国日本はこんなところにも!~

 タバコラム 105. 禁煙の日にひとこと(87)
    ~禁煙後進国日本はこんなところにも!~


今年も残りあと僅かとなってまいりました。慌ただしくお過ごしのことと思います。

さて、今回は禁煙後進国日本はこんなところにも!と題してプレーン・パッケージング1)について紹介したいと思います。

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🔴タバコ製品の包装及びラベル2)

皆さんも既にお気づきかと思いますが、タバコの箱の包装には『喫煙によって健康を害する危険があります』といった内容のメッセージが表示されています。これは世界保健機関(WHO)2005年に発効した、たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約(WHO framework Convention on Tobacco Control:FCTC)に基づいています。FCTC11条では、たばこ製品の包装及びラベルについて『たばこ使用の有害な影響を示す健康警告を表示すること』が定められています。さらに『虚偽や欺瞞的な不適切な表現を用いて、たばこ製品の販売を促進しないこと』とされています。

🔴タバコの包装のお国柄

FCTCの締約国は現時点で181か国まで増えており、当然、日本も含まれています。タバコの包装における健康被害を警告する表示は『主たる表示の50%以上を占めるべきであり、30%を下回ってはならない』と勧められています。健康被害を警告する表示が、包装の主要面のどのくらいの割合を占めているかは、国によって違いがあり、日本は30%ですが、オーストラリア82.5%、カナダ75%、アメリカ50%となっています。

🔴プレーン・パッケージングとは

オーストラリアは2012年に世界で最も早く『プレーン・パッケージング』を導入しました。オーストラリアのタバコの表示は、単色無地でロゴなども一切使用せず、タバコ会社は商品名と社名のみを決まった色、書体、サイズの文字で決まった場所に表示しなくてはならないのだそうです。ブランドイメージを剥ぎ取られたタバコは魅力のないものに見えるため、喫煙率の低下につながるという訳です。

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写真:オーストラリアのタバコ(日本禁煙学会ホームページより)

日本の私達は「本当にここまでやるの?やりすぎではないか?」という印象を受けるかもしれませんが、あくまでも禁煙後進国の日本の感想に過ぎないかもしれません。しかしながら、タバコ会社の方もこのような厳しい規制に対しては黙っていない様で、国際投資協定や知的財産権を盾にして訴訟を起こしたりしているそうです。禁煙先進国では日々、激しい攻防戦が繰り広げられているのではないでしょうか。プレーン・パッケージングが日本でも導入される日が来るでしょうか?

 これについて、皆さんはどう思われますか?

参考文献

1)宮崎恭一:III 世界の潮流と日本の現状 Chapter5タバコのパッケージ、禁煙学改訂第3版、東京:南山堂;2014. p.252-256

2)戸次加奈江:「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」第11条 「たばこ製品の包装及びラベル」について、日本衛生学会雑誌 2015;70:24-32.


         禁煙促進チーム 生田卓也


# by hiro-nishi-mc | 2018-12-20 15:59 | タバコラム
タバコラム104.禁煙の日にひとこと(86)~第12回日本禁煙学会学術総会@高松に参加~

 

 タバコラム104.禁煙の日にひとこと(86)
  ~第12回日本禁煙学会学術総会@高松に参加~


 11月は毎年学会シーズンで学会が立て込んでいます。今回で12回を数える日本禁煙学会も国立病院学術集会@神戸に続いての途中からの参加となりました。

d0128520_13482949.jpg 聴講したのは「陰茎の血管構造と勃起障害」、「インセンティブに基づくプレゼンテーション・スピーチ・デザインの秘訣」、広島県医師会禁煙推進委員会から演題を2つ出していることもあり一般演題の発表をいくつか聴き、動機づけ面接や認知行動療法などを用いた禁煙治療のためのセミナーにも参加しました。

← 高松の禁煙学会場(かがわ国際会議場&サンポートホール高松)

 タバコの害を医学的な面からのみならず、栄養学、薬学、看護学、歯科医学、運動生理学、臨床心理学など多面的に問題解決に迫ることを目的として本学会はたくさんの多職種の医療関係者が会員として参加しており、知人を介して知り合いも増え、毎年とても楽しみにしている学会です。
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                    禁煙学会のマスコット 禁煙うどん脳 →

 タバコは能動喫煙および受動喫煙により、毎年10数万人の命が奪われている、わが国最大の予防可能な死亡原因です。本学会で得た知見や情報などを禁煙外来や禁煙促進チームその他当院の診療や啓発活動にもっと生かしていくために、総合診療科の生田卓也先生ほか禁煙促進チーム委員の皆さんたちとともに頑張っていきたいと改めて思った次第です。



       (禁煙促進チーム:立山 義朗)


# by hiro-nishi-mc | 2018-11-30 13:56 | タバコラム
タバコラム103.禁煙の日にひとこと(85)~今年も大竹ふれあい健康・福祉まつりに参加します~


 タバコラム103.禁煙の日にひとこと(85)
 ~今年も大竹ふれあい健康・福祉まつりに参加します~


 サントピア大竹において毎年10月下旬の日曜日大竹ふれあい健康・福祉まつりが開催されています。

 外庭では焼きそばや焼き鳥の出店、野菜やくだものなどの販売、屋内ではいろいろなミニゲーム、福祉活動の作品展や写真展のほか、健康をテーマとした健康づくり公開講座や各種健康測定など盛りだくさんの企画が組まれています。

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 私どもはH27年より参加するようになったわけですが、H271025日には健康づくり公開講座にてタバコをテーマとした座談会に参加させていただきました。荒田寿彦前大竹市医師会長、入山欣郎大竹市長、坪井和彦医師、河本美苗子保健師の皆さんとともにタバコについて熱く語らせていただきました。

 これをきっかけにH281023日には、当院のコメディカルスタッフを中心として、血圧、体脂肪、筋肉量測定や測定結果説明、栄養相談、運動相談、口腔ケア相談が行われているコーナーの一角に、生田卓也医師とともに禁煙相談コーナーを加えていただきました。

 看板が禁煙だけだと、煙たがれるのか素通りされることも多く、H291022日には健康相談として禁煙を含む、もっと広い相談を受けることに変更しました。
 そうすると私たちのところに来られた相談者も26人から58人に倍増しました。

 今年はH301028日に行われる ことになっていますが、昨年以上の市民の人たちとふれあう機会を持つことができればいいなと願っているところです。



    (禁煙促進チーム:立山 義朗)


# by hiro-nishi-mc | 2018-10-19 16:33 | タバコラム
   
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