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タバコラム72.禁煙の日にひとこと(54)~禁煙外来のご案内~
 タバコラム72.禁煙の日にひとこと(54)~禁煙外来のご案内~


 禁煙治療のエキスパートでもある、中村浩士先生より禁煙外来について寄稿していただきました。
 禁煙するには禁煙外来を始め、周囲のサポートがとても重要です。


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 『やめられない喫煙は個人の嗜好ではなくニコチン依存症という病気である』との認識や、増え続ける肺癌や心疾患対策の一環として、2006年より禁煙治療にも保険が適用されるようになりました(ただし禁煙外来が保険適応を受けるには、病院内の全面禁煙が条件です)。

 更にこれまで、薬剤を用いた禁煙治療としては、ニコチン製剤によるニコチン代替療法のみが行われてきましたが、2008年からはニコチンを含まない経口禁煙補助薬も使用できるようになり治療の選択肢も広がってきています。

 また最近の禁煙外来では、医師単独ではなく、看護師と薬剤師を含む専門チームで患者さんの身体・精神的にもサポートし、スムーズな禁煙ができるように導いていくのが特徴です。

 しかしながら、どんなによい薬剤やシステムよりも禁煙に対して重要なのは、患者さん自身の“禁煙を思う気持ち”です。もし皆さんの周りに少しでもこの“気持ち”の出ている方がおられましたら、そっと禁煙外来を教えてあげてください。

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禁煙治療のスケジュール:標準的な禁煙治療プログラムでは、12週間にわたり計5回の禁煙治療を行います。

    (禁煙促進チーム 健診センター長・総合診療科医長 中村 浩士)

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# by hiro-nishi-mc | 2016-05-17 18:09 | タバコラム
タバコラム71.禁煙の日にひとこと(53)~乗り物と禁煙 電車編~
 タバコラム71.禁煙の日にひとこと(53)
    ~乗り物と禁煙 電車編~


 はじめまして。
 広島西医療センター 薬剤部の幸吉 明(コウヨシ アキラ)と申します。薬剤師です。
 職業とは関係なく、無類の乗り物好き(いわゆる「乗り物オタク」)ですので、乗り物と禁煙との関係をについて少し書いてみようと思います。

 その昔、JRがまだ日本国有鉄道(国鉄)だったころ、禁煙車という概念は皆無でした。
 新幹線も特急列車も、ローカルの普通列車も、すべての車両に灰皿がついていました。
 強いていえば、寝台車には「寝台使用中は禁煙」というプレートがありました。寝タバコ禁止というわけですね。

 新幹線に禁煙車が登場するのは昭和51年8月のことです。
 東海道新幹線「こだま」の16号車が禁煙車となったのが始まりです。一番端の車両1両だけというのがなんとも・・


d0128520_14572150.jpg 私事ですが、自分は高校生の時、呉線で通学していました。
 昭和59年ころ、広島東洋カープが日本シリーズで阪急ブレーブス(現:オリックスバファローズ)を破って日本一になったころですが、そのころの呉線普通列車は115系(今も走っている“黄色い電車”です)の4両編成が基本で、うち1両が終日禁煙、残り3両は朝夕のラッシュ時に禁煙タイムが設けられていました。

 そして時は流れ、現在では、新幹線N700系「のぞみ」「みずほ」「さくら」、普通列車227系Red Wingをはじめ乗り物は全車禁煙というのが当たり前になりました。
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 喫煙者には辛いかも知れませんが、これも時代の流れであるとともに『タバコをやめましょう!』という社会からの間接的なメッセージと受け取ってほしいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回、パート2 飛行機編も書いてみたいと思います。

(禁煙促進チーム 副薬剤部長 幸吉 明)
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# by hiro-nishi-mc | 2016-04-23 15:04 | タバコラム
タバコラム70.禁煙の日にひとこと(52) ~タバコは運動器にも負の影響あり?!~

 タバコラム70.禁煙の日にひとこと(52)
    ~タバコは運動器にも負の影響あり?!~


 タバコは、多くのがんや生命に直接かかわる様々な疾患のリスクファクターとなることが広く知られています。

 一方、身体活動を行うのに必要な運動器(骨、関節、筋肉、腱や神経など)にもタバコの影響が指摘されています。

 今回は脊椎の椎間板と肩の腱板について紹介します。

 これらの組織は、もともと加齢により変性(質の変化)することが知られており、 外傷なども加わり損傷することがあります (下図)。
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  【腰椎椎間板変性と腱板断裂(この画像はニコチンとは直接関係ありません)】

 動物実験研究では、タバコの主成分であるニコチンによって、椎間板や腱の細胞の正常な代謝や血行が阻害され、組織が変性することや(1,2)、腱板修復術後の組織の回復が遅延する傾向があることが証明されています(3)。

 これらの研究は、ニコチン摂取量の影響も考慮する必要があり、人体で直接証明されたものではありませんが、タバコは生活の質にかかわる運動器にも負の影響を及ぼす可能性があるようです。

 禁煙の日(毎月22日)をきっかけにタバコをやめてみませんか!!
 
参考文献
 1) LOW BACK PAIN Up To Date 腰痛の基礎-病態と成因 喫煙と椎間板変性.
   松崎 浩巳, 若林 健, 徳橋 泰明, 岩橋 正樹, 植松 義直, 小田 博.
   脊椎脊髄ジャーナル (0914-4412)13巻6号 Page457-461(2000.06)

 2) Alteration of the material properties of the normal supraspinatus tendon by nicotine treatment in a rat model.
   Ichinose R, Sano H, Kishimoto KN, Sakamoto N, Sato M, Itoi E.
   Acta Orthop. 2010 Oct;81(5):634-8.

 3) Nicotine delays tendon-to-bone healing in a rat shoulder model.
   Galatz LM, Silva MJ, Rothermich SY, Zaegel MA, Havlioglu N, Thomopoulos S.
   J Bone Joint Surg Am. 2006 Sep;88(9):2027-34.

             (禁煙促進チーム 整形外科医長 永田義彦)
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# by hiro-nishi-mc | 2016-03-22 18:46 | タバコラム
タバコラム69.禁煙の日にひとこと(51) ~私たち禁煙促進チームがあなたをサポートします!~

 タバコラム69.禁煙の日にひとこと(51) ~~私たち禁煙促進チームがあなたをサポートします!~~

 この度、禁煙促進チームに加わることになりました。2若葉看護師長の古川と申します。

 実は・・ 私はタバコを吸いません。
 タバコに関して自己の体験は乏しく、正直少し不安ですが、これから禁煙に取り組む方々への共感やサポートのために少しでも力になれればと思っているところです。

 さて、タバコに関して、過去に受け持ち患者さんとのエピソードがありますので紹介します。

d0128520_2042994.jpg 20年前、新人看護師であった私は、50歳代女性の受け持ち患者Aさんとタバコの話をしていました。
 Aさんは1日2箱の喫煙をされる方でした。Aさん本人も「タバコは百害あって一利なし」「寿命を削って喫煙している」と言われながら、入院中であっても喫煙をされており、何度も禁煙を促していてもタバコをやめることが出来ない人でした。

 ある日、ついにAさんは病状が悪化して1週間以上ベッド安静となった時に、私にむかって言いました。

 「タバコを吸えないなら死にたい。でも本当は死にたくない。ただタバコは心が落ち着く麻薬。私は弱い人間なんよ。」

 このように何度も繰り返し言われていました。

 私は禁煙の必要性を再三説明し、時には散歩をして、時にはあめ玉を使用して、Aさんと一緒に禁煙に取り組みました。そして退院までの約3週間の間、禁煙に成功しました。 


 タバコ(煙草)の恐ろしさは「依存性」にあります。

 Aさんにタバコ以外の心の拠り所を作らないと禁煙まで考える事は難しいと感じました。


 支援者が必要なのです。

 今まで、タバコ(煙草)は「嗜好品」と言われることもよくありましたが、現在では「依存性薬物を含む製品」と正しく認識されるようになりました。そして、多くの医療機関には禁煙外来が設けられるようになり、禁煙はニコチン依存症という病気の治療の対象となってきております。

 自分自身を弱い人間と決めつけず、1人では難しいと思って諦めず、「禁煙外来」を積極的に利用して、医師による専門的な治療と私たちコメディカルによる禁煙サポートをうまく受けながら禁煙に成功していただきたいと思います。

      (禁煙促進チーム 2若葉病棟看護師長 古川 泰史)
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# by hiro-nishi-mc | 2016-02-16 20:07 | タバコラム
タバコラム68.禁煙の日にひとこと(50)~今年は禁煙促進年に!~

 タバコラム68.禁煙の日にひとこと(50)
   ~今年は禁煙促進年に!~


 2016年あけましておめでとうございます。

 今回、禁煙促進チームに加わり、タバコラムの原稿を書かせて頂くことになりました、総合診療科の生田と申します。

 1年の計は元旦にあり。喫煙をされてきた方の中にも今年こそは禁煙しよう!と決意を新たにされてある方もおられると思います。是非とも禁煙を成功させる様に、私達禁煙チームも微力ながらサポートすることが出来ればと思っております。よろしくお願いいたします。

20年前は・・・
 斯くいう私も20年ほど前(学生時代)には喫煙していました。当時は世間一般の意識も喫煙に対してそれほど厳しくなく、タバコ代も現在の様に高くなく、公共の場には喫煙スペースが設置されており、喫煙することを咎められることもそれほど無かった様に思います。私は病院実習が始まり、研修医になる頃には禁煙をすることが出来ました。

 現在、日本で喫煙者の割合はどのくらいでしょうか?
 JT全国喫煙者率調査によると平成26年度の喫煙率は男女計で19.9%だそうです。(成人男性30.3%,成人女性9.8%)
 明らかに20年前と比較すると世の中は禁煙の方向に向かっている様です。

性別・年代別喫煙率の推移
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   http://www.health-net.or.jp/tobacco/product/pd090000.html

 全面禁煙は世界的な趨勢です

 世界保健機関(WHO)は2003年、たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約(Framework
Convention on Tobacco Control:FCTC)を採択し、2005年に発効しました。日本も締約国会議の一員となっていますが、2014年までに180の国と地域が参加しているとのことです。

 特に、屋内施設を全面禁煙化する罰則付きの法律を施行することが求められているのです。
 既に受動喫煙防止法を施行している国もありますが、日本では未だそのような法制化は出来ていません。しかしながら、2020年に東京オリンピックを控えていることから、今後、日本でも受動喫煙防止法が施行されることも考えられます。これまで以上に、全面禁煙に向けて日本全体が動いていくことが予想されます。

 オリンピックに向けて新国立競技場のプランは立ちましたが、禁煙対策に関してはまだまだ遅れているのがわが国の実態です。

 今年は禁煙促進年になる様に、私たちと一緒に努力していきましょう!

             (禁煙促進チーム 生田 卓也(総合診療科))
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# by hiro-nishi-mc | 2016-01-15 15:39 | タバコラム
   
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