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タバコラム63.禁煙の日にひとこと(45)~タバコの「三次喫煙」は思ったよりもキケンです!~

タバコラム63.禁煙の日にひとこと(45)
~タバコの「三次喫煙」は思ったよりもキケンです!~


 今回は、大竹市内で積極的に禁煙外来をされている坪井和彦先生 (広島県医師会禁煙推進委員)に一筆お願いしました。

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 聞きなれない言葉「三次喫煙」とは・・・・・

 タバコの火を消した後の残留物から、有害物質を吸入すること を指します。別名残留受動喫煙(ざんりゅうじゅどうきつえん)、サードハンドスモーク(third-hand smoke)ともいいます。

 サードハンドスモークについては本コラムの中でも紹介1) していますのでぜひお読みください。

d0128520_14171261.jpg この三次喫煙2) による健康被害は、 「タバコ煙が消失した後にも残るタバコ煙」による汚染、さらにタバコ煙の残存物質が室内などの化学物質と反応して揮発する「発がん性物質による害」を含みます。 (写真:某喫煙室)

 すなわち、タバコ煙に含まれる物質が、喫煙者の髪の毛・衣類・部屋(車内)のカーテン・ソファなどに付着し、揮発したものが汚染源となり、第三者がタバコの有害物質に暴露されます。

 したがって、換気扇を使用し、窓を開けて換気を行っても、三次喫煙のリスクを排除できません
 タバコ煙から排出されるニコチンや他の有害物質のほとんどは空気中ではなく物の表面について揮発するためです。

 特に、子どもは鼻や気管や肺の粘膜の感受性が高いので、煙の中の微粒子や化学物質で粘膜は影響を受けやすいと言われています。
 長期間になれば、気管支喘息などの慢性の疾患も起きることもあります。

d0128520_1419434.gif タバコ煙で汚染された部屋は換気では不十分なこと、タバコのニコチンが大気中の亜硝酸と反応して発がん物質であるニトロソアミンがつくりだされることからも、三次喫煙は思ったよりもキケンであることがわかります3) 

上記のような理由からも、屋内は分煙ではなく禁煙でなければならないのです。
              

   1)広島西医療センター公式ブログ:タバコラム10
   2)厚生労働省e-ヘルスネット
   3)広島県医師会禁煙コーナー


    (大竹市医師会 坪井クリニック 坪井和彦)

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by hiro-nishi-mc | 2015-08-19 14:21 | タバコラム
   
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