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カテゴリ:タバコラム( 88 )
タバコラム68.禁煙の日にひとこと(50)~今年は禁煙促進年に!~

 タバコラム68.禁煙の日にひとこと(50)
   ~今年は禁煙促進年に!~


 2016年あけましておめでとうございます。

 今回、禁煙促進チームに加わり、タバコラムの原稿を書かせて頂くことになりました、総合診療科の生田と申します。

 1年の計は元旦にあり。喫煙をされてきた方の中にも今年こそは禁煙しよう!と決意を新たにされてある方もおられると思います。是非とも禁煙を成功させる様に、私達禁煙チームも微力ながらサポートすることが出来ればと思っております。よろしくお願いいたします。

20年前は・・・
 斯くいう私も20年ほど前(学生時代)には喫煙していました。当時は世間一般の意識も喫煙に対してそれほど厳しくなく、タバコ代も現在の様に高くなく、公共の場には喫煙スペースが設置されており、喫煙することを咎められることもそれほど無かった様に思います。私は病院実習が始まり、研修医になる頃には禁煙をすることが出来ました。

 現在、日本で喫煙者の割合はどのくらいでしょうか?
 JT全国喫煙者率調査によると平成26年度の喫煙率は男女計で19.9%だそうです。(成人男性30.3%,成人女性9.8%)
 明らかに20年前と比較すると世の中は禁煙の方向に向かっている様です。

性別・年代別喫煙率の推移
d0128520_15383286.jpg

   http://www.health-net.or.jp/tobacco/product/pd090000.html

 全面禁煙は世界的な趨勢です

 世界保健機関(WHO)は2003年、たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約(Framework
Convention on Tobacco Control:FCTC)を採択し、2005年に発効しました。日本も締約国会議の一員となっていますが、2014年までに180の国と地域が参加しているとのことです。

 特に、屋内施設を全面禁煙化する罰則付きの法律を施行することが求められているのです。
 既に受動喫煙防止法を施行している国もありますが、日本では未だそのような法制化は出来ていません。しかしながら、2020年に東京オリンピックを控えていることから、今後、日本でも受動喫煙防止法が施行されることも考えられます。これまで以上に、全面禁煙に向けて日本全体が動いていくことが予想されます。

 オリンピックに向けて新国立競技場のプランは立ちましたが、禁煙対策に関してはまだまだ遅れているのがわが国の実態です。

 今年は禁煙促進年になる様に、私たちと一緒に努力していきましょう!

             (禁煙促進チーム 生田 卓也(総合診療科))
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by hiro-nishi-mc | 2016-01-15 15:39 | タバコラム
タバコラム67.禁煙の日にひとこと(49)(英国医師会2000年以降の生誕者に喫煙禁止法案提出)

 タバコラム67.禁煙の日にひとこと(49)
  ~英国医師会2000年以降生誕者に喫煙禁止法案提出~


 昨年6月の英国大手新聞(the Guardian)に出ていた記事です。

d0128520_1172038.jpg 2000年以降に生まれた人全員に喫煙を禁止する法律の導入を英国医師会が政府に陳情したというものです。

 目的2035年(20年後)までに、タバコを締め出すこと。

 理由喫煙者の80%が10才代で仲間から圧力を受けてニコチン依存症になっていること、15才で吸い始めると20才代で吸った人たちよりも3倍高く、喫煙関連悪性腫瘍で死亡していること などがあげられています。

 タバコを吸うということは『異常で違法な行為』という意識を広めるためにも、将来が楽しみな法案です。

 タバコを非合法的として禁止すると闇に潜ることが心配とも言われますが、少なくとも表社会ではタバコは煙と化して消え去ることでしょう。

http://www.theguardian.com/society/2014/jun/24/cigarette-ban-british-medical-association

http://blog.goo.ne.jp/withmac/e/a24173076a032df0287b8a292e6534e7


              (禁煙促進チーム 立山義朗)
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by hiro-nishi-mc | 2015-12-25 11:08 | タバコラム
タバコラム66.禁煙の日にひとこと(48)~タバコに関する記念日あれこれ~

タバコラム66.禁煙の日にひとこと(48)~タバコに関する記念日あれこれ~


タバコに関する記念日、特に直接タバコの煙の影響を受ける口腔から呼吸器を中心とした記念日がいくつかありますので紹介します。

1)禁煙の日:毎月22日
 このタバコラムでも何回か紹介していますので、もうおなじみかと思います。平成22年2月22日に主だった12の学術団体からなる禁煙推進学術ネットワークが制定したものです。なぜ22日かはもう説明しなくてもいいですね。2がある鳥に似ているからでしたね。

d0128520_21173623.jpg2)呼吸の日:5月9日
 2007年日本呼吸器学会が呼吸器全般に関する意識向上のために制定したものです。

3)世界禁煙デー:5月31日
 これもこのタバコラムで過去のテーマについて一覧をお示ししたことがあります。WHOが1987年に禁煙推進のために制定し、1989年の2回目以降からこの日に定められました。

d0128520_21182740.jpg4)肺の日:8月1日
 1999年日本呼吸器学会が肺の大切さを呼びかけるために制定。

5)口腔がん検診の日:11月15日
 2008年11月15日に開催された日本歯科医学会総会の中で行われた口腔がん検診のシンポジウムを記念して口腔がん検診の普及と啓発を目的に東京都玉川歯科医師会が制定。

6)肺がん撲滅デー:11月17日
 11月は世界的に肺癌啓発強化月間とされており、2000年国際肺癌学会で制定。

d0128520_2121276.jpg7)世界COPDデー:11月中旬水曜日(2015年は11月18日)
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の研究と啓発に力を入れるGOLD(Global Intiative for COPD)が主唱し、世界COPD患者団体連合会が協力する世界的なイベントデ―。

8)喫煙者のあなただけの特別な記念日:禁煙を始めた日、今度の○○の日から気楽に始めてみませんか?

参考:禁煙センセイ公開ページ。
http://smoke-free.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-a9d1.html

(禁煙促進チーム 立山義朗)
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by hiro-nishi-mc | 2015-11-25 21:21 | タバコラム
タバコラム65.禁煙の日にひとこと(47) ~受動喫煙をなくそう!その2.健康講演会から~
 タバコラム65.禁煙の日にひとこと(47)
 ~受動喫煙をなくそう!その2.大竹ふれあい健康・福祉まつり 健康講演会から~


 前回のタバコラム64.に10月25日(日)開催の大竹ふれあい健康・福祉祭りのご案内を兼ねて、大竹市医師会の真鍋憲幸先生より寄稿していただきました。
 今回はこの日に私・立山が講演でお話した内容について簡単にまとめてみました。

*************************

 今回の健康講演会(公開座談会)のテーマは「健康都市おおたけ ~大竹市からタバコの煙をなくそう~家庭や職場でできること」でした。

d0128520_11267100.jpg 大竹市はつい10数年前までは、工場からの煙などにより独特のにおいがする臭い町という印象でしたが、現在は空気は全く無臭で、工場の煙突からは水蒸気のみの白いきれいな煙しか出ていません。 (図1.当日の会場周辺の工場の様子)
 今回この催しに参加させて頂いて思ったのは、大竹市民の意識改革を柱にすえ、入山大竹市長さんを中心とする行政と、荒田大竹市医師会長を中心とする大竹の医療が一致団結すれば、工場の煙の浄化と同様に、タバコの煙をなくすことも決して不可能ではないということでした。

d0128520_11292970.jpg まず受動喫煙とは自分の意思に関係なく、タバコの煙(副流煙や呼出煙)を吸わされることであることを説明し、副流煙には吸ってる本人の主流煙よりも30~100倍多く有害物質(主に粒子状物質)が含まれていることをテキストに書かれてある数値をグラフ化して示しました。(図2.副流煙の有害物質量)

 次に能動喫煙で罹るリスクの高い病気、特に肺がんなどのがん、心筋梗塞やCOPDなどはすべて受動喫煙でも起こる こと受動喫煙に非常に関係の深い病気、例えば乳幼児突然死症候群、妊婦さんの周産期異常、小児のぜんそくや中耳炎などもあることも説明しました。

 受動喫煙に限らず、主要死因となっている、がん、心血管疾患、肺炎、脳血管疾患はいずれもタバコがリスクになっており、2012年のデータでは、がんで1年間に死亡する36万人のうち、男性では肺がん、胃がん、大腸がん、肝がん、膵がんの順に、女性では大腸がん、肺がん、胃がん、膵がん、乳がんの順に多く、これらすべてタバコと関係の深いがんとなっています。これら以外の臓器のがんも、例えば、咽頭・喉頭がん、膀胱・尿路がんや子宮頸がんなどもタバコと関係が深いと言われていますが、主に肺から発がん物質などが吸引された後、血中に溶け込むことで全身臓器に行きわたることを考えればどの臓器のがんもタバコがリスクになり得ることは当然のことと言えば当然と言えるでしょう。

d0128520_11465876.jpg そして受動喫煙による肺がんについての報告の中で、最もタチの悪いタイプの小細胞がんが最も多いというデータも非常にインパクトがありました。
(図3.受動喫煙による肺小細胞がんの発生リスク )



d0128520_11501290.jpg さらに、急性冠症候群(急性心筋梗塞)については、受動喫煙を法的に規制する前後で、入院患者が明らかに減少するという有名な論文からのデータを示して、受動喫煙による病気を防ぐためには法規制が非常に有効であることを紹介しました。 (図4.法規制前後の急性冠症候群入院患者) 


d0128520_115744.jpg 最後に受動喫煙と直接関係はありませんが、私のような病理医を主人公とした、画期的な連載マンガ「フラジャイル」が昨年6月より始まったことを紹介しました。
 (図5.10月23日発売のフラジャイル単行本4巻)
 ところがこれは私たち病理医にとって大いに歓迎すべきこととは言え、主人公の病理医の喫煙シーンのみならず、同僚や関係者みんなが、やたらぷかぷか喫煙しているので、これは何とかしなくてはと思っていました。幸い8月に原作者の草水敏さんに直接会う機会があり、今のご時世に病理医で喫煙者はほとんどいないことを話し、今後のストーリーの中で主人公はさりげなく禁煙したという展開にぜひともしてくださいね、と直接要望したことを話しました。そして来年の1月13日(水)10時からこのマンガのドラマが始まりますが、ドラマの中では喫煙シーンは全くないはずと聞いているが、もし万が一喫煙シーンがあれば今日会場に来てくださった皆さんからもぜひ抗議をしてくださいとお願いして締めくくりました。

      (禁煙促進チーム 立山義朗)

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by hiro-nishi-mc | 2015-10-30 12:09 | タバコラム
タバコラム64.禁煙の日にひとこと(46)~受動喫煙をなくそう!~
タバコラム64.禁煙の日にひとこと(46)~受動喫煙をなくそう!~

 今回は10月25日(日)に開催される大竹ふれあい健康・福祉祭りのご案内を兼ねて、大竹市医師会所属で産業医をされている、真鍋憲幸先生より寄稿していただきました。

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 前回、このコーナーに寄稿をさせていただいたのが丁度2年前になります。

 早いもので自分自身でもビックリ驚いています。皆さんの職場、学校、地域、ご家庭ではこの2年間でタバコを取り巻く環境がどのように変化したでしょうか? そして今から2年後、更にはその先にはどんなふうに変わっていくのでしょうか。
 東京オリンピックのころには、今以上にクリーンでみんなが気持ち良いキレイな環境であってほしいですね。

 さて、タバコの害を低減するための対策は
 ①「喫煙者の禁煙支援」 と、 
 ②「受動喫煙防止」 の2つに大別されます。

 つまり①はタバコを辞めたい人を支援・治療することや、辞めたいと思う人を増やす教育啓発活動をすることですね。
 医療機関は主に①を推進しますが、②もタバコの害をなくすためにはマストなアクションです。

 ②に関する最近のトピックスとして、昨年改正された労働安全衛生法にも「職場の受動喫煙防止」が努力義務として明文化されました。
 堅苦しくなるのでその細かな内容はここでは述べませんが、今まで「快適職場の醸成」という視点からガイドラインなどを中心に進められていた対策が、「従業員の健康障害防止」という明確な観点で、企業や組織は法律の元で受動喫煙を積極的に防止する義務が発生してきます。
 当然、不十分な対応だと責任を問われる可能性も出てくると思います。現時点では努力義務ですが、どの企業や組織でもコンプライアンスの遵守は最優先事項に掲げているでしょうから、過不足ない対策をしっかりすることが重要ですね。

 もちろん、これらに並行して公共施設や多くの人が集まる場所、学校、そして家庭でも受動喫煙は積極的に無くしていかないとといけませんね。


d0128520_17592663.jpg ところで、大竹市では毎年、市や社会福祉協議会さんが主催して「大竹ふれあい健康・福祉まつり」というお祭りが盛大に行われています。
 今年は10月25日(日)にサントピアおおたけで開催されるそうです。私も毎年参加させて頂いていますが、様々な団体が協力してバザーや出し物があって、とても華やかなお祭りです。

 その中で、今年はタバコの害、特に受動喫煙の効果的な防止について、みんなで一緒に勉強する講演会を開催する予定にしています。
 このコラムの主筆である広島西医療センターの立山先生も講師の先生として出席をして頂き、受動喫煙が健康に及ぼす害についてなどをご講演頂けることになっています。

d0128520_1891477.jpg そうそう、大竹市長さんも出席して頂けると聞いています。住民の皆さんが健康で安全で安心であることが一番大切、といつも市長さんがおっしゃっていますが、その通りですね。
 皆さんの健康維持のためには、「受動喫煙防止」はかなり高い優先順位の「対策しやすくて結果が出やすい課題」だと思っています。

 チョットややこしい話ですが、この先10年から20年先に、日本全国で更に高齢化が進んだ際に、住民の健康度が高い事、がんの発症率を低下させていくこと、病気を早く発見して早く治し、元気で生活できるようにしておくことは、極めて重要なことであるとされています。受動喫煙の撤廃は、そのキックオフの一つでもあります。

 少し宣伝みたいになってしまいましたが、ぜひ皆さん、奮ってご参加して頂ければと思います。

  (大竹市医師会 三菱レイヨン株式会社 統括産業医 真鍋 憲幸) 



<大竹ふれあい健康・福祉まつり 健康講演会(公開座談会)>

 日時:10月25日(日)10:00~11:30
 場所:大竹市総合福祉センター(サントピア大竹) 3階多目的ホール
 テーマ:
「健康都市おおたけ ~市民の皆さんの受動喫煙をなくそう~ 家庭や職場でできること」 

 座長:大竹市医師会長   荒田寿彦さん (座談会コーディネーター)
 講師(公開座談会登壇者):
   大竹市長      入山欣郎さん
   広島西医療センター 立山義朗さん
   坪井クリニック   坪井和彦さん
   株式会社ダイセル  河本美苗子さん       ほか

*参加無料で事前申し込みも不要です
*当日は、サントピア内で自己血糖測定会(無料)も開催します


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by hiro-nishi-mc | 2015-09-10 18:11 | タバコラム
タバコラム63.禁煙の日にひとこと(45)~タバコの「三次喫煙」は思ったよりもキケンです!~

タバコラム63.禁煙の日にひとこと(45)
~タバコの「三次喫煙」は思ったよりもキケンです!~


 今回は、大竹市内で積極的に禁煙外来をされている坪井和彦先生 (広島県医師会禁煙推進委員)に一筆お願いしました。

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 聞きなれない言葉「三次喫煙」とは・・・・・

 タバコの火を消した後の残留物から、有害物質を吸入すること を指します。別名残留受動喫煙(ざんりゅうじゅどうきつえん)、サードハンドスモーク(third-hand smoke)ともいいます。

 サードハンドスモークについては本コラムの中でも紹介1) していますのでぜひお読みください。

d0128520_14171261.jpg この三次喫煙2) による健康被害は、 「タバコ煙が消失した後にも残るタバコ煙」による汚染、さらにタバコ煙の残存物質が室内などの化学物質と反応して揮発する「発がん性物質による害」を含みます。 (写真:某喫煙室)

 すなわち、タバコ煙に含まれる物質が、喫煙者の髪の毛・衣類・部屋(車内)のカーテン・ソファなどに付着し、揮発したものが汚染源となり、第三者がタバコの有害物質に暴露されます。

 したがって、換気扇を使用し、窓を開けて換気を行っても、三次喫煙のリスクを排除できません
 タバコ煙から排出されるニコチンや他の有害物質のほとんどは空気中ではなく物の表面について揮発するためです。

 特に、子どもは鼻や気管や肺の粘膜の感受性が高いので、煙の中の微粒子や化学物質で粘膜は影響を受けやすいと言われています。
 長期間になれば、気管支喘息などの慢性の疾患も起きることもあります。

d0128520_1419434.gif タバコ煙で汚染された部屋は換気では不十分なこと、タバコのニコチンが大気中の亜硝酸と反応して発がん物質であるニトロソアミンがつくりだされることからも、三次喫煙は思ったよりもキケンであることがわかります3) 

上記のような理由からも、屋内は分煙ではなく禁煙でなければならないのです。
              

   1)広島西医療センター公式ブログ:タバコラム10
   2)厚生労働省e-ヘルスネット
   3)広島県医師会禁煙コーナー


    (大竹市医師会 坪井クリニック 坪井和彦)

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by hiro-nishi-mc | 2015-08-19 14:21 | タバコラム
タバコラム62.禁煙の日にひとこと(44)~禁煙後太ったけれど・・・~

 タバコラム62.禁煙の日にひとこと(44) ~禁煙後太ったけれど・・・~

 私は広島西医療センター初期臨床研修2年目の土井と申します。

d0128520_14484619.jpg 19歳から35歳までの約17年間喫煙しておりました。  ちなみに現在 39歳独身です。

 話せば長いので詳細は省略させていただきますが、2度目の大学生活はストレスの連続の日々でした。そんな生活の中、タバコは身体のストレスを和らげる特効薬でした。今までに何回となく禁煙を試みて参りましたが、毎回ニコチン中毒というラスボス(注:ゲーム用語で最後の一番難しい対戦相手、ラストボスの略語)の前に屈しておりました。ところが・・・

 ある年の秋にタバコの大幅な(?)値上げがあったのですが軽い気持ちで禁煙をスタート。 当時ソフトテニスを毎日しておりましたが、禁煙3日目くらいから練習中ボールが歪んでみえました。禁断症状(ニコチン離脱症状)なのでしょうか?ニコチン恐るべしです。

 禁煙後数ヶ月くらいまでは忍耐でしたが、その後禁断症状も軽減。しかし、自分が再び喫煙している夢を何回か見ました。そして目覚めた時に『なんだ、夢か』とわかってほっ!としたものでした。

d0128520_14511287.jpg 禁煙によりご飯がおいしくなるとよく聞きますが私の場合は正直・・・わかりませんでした。

 ただ、太っていくスピードは明らかに増していました。心臓への負担が感じられるくらい太っていきました。最高80kgくらいまで太ってしまいました。 
d0128520_14551746.jpg
 しかし、今は禁煙も続けながら、食べ過ぎに気をつけながら20kgの減量に成功し、喫煙していた時よりもはるかに体調良く、臨床研修をがんばっているところです。(写真は現在の私です)
           (禁煙促進チーム:初期臨床研修医 土井 勉)

 ***************************

 軽い気持ちで禁煙をスタート、とありますが、この『軽い気持ち』というのが禁煙成功のキーワードです。できるだけ自分が禁煙していることを意識しないこと、タバコからいかに気をそらせるか、タバコをいかに日常生活から消し去ることができるか、ここが禁煙成功のカギだと私は思います。
 土井先生からも喫煙している人たちに、ぜひ、軽い気持ちで禁煙してみませんか!!と呼びかけて。
           (立山 義朗)
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by hiro-nishi-mc | 2015-07-28 15:37 | タバコラム
タバコラム61.禁煙の日にひとこと(43) ~赤ちゃんとタバコについて~
 タバコラム61.禁煙の日にひとこと(43)
  ~赤ちゃんとタバコについて~


 私は非喫煙者で、普段はタバコに関しては、『健康に悪影響しか与えず、お金もかなりかかる、そのうえ他人に嫌な目で見られてもなお吸いたいのだから、もう仕方がない』というくらいにしか考えていませんでした。この度、タバコについて原稿依頼を受けたことをきっかけに、もう少ししっかり考えてみようと思いました。

 ところで私は研修医2年目で、現在産婦人科をローテート中で、産まれたての赤ちゃんたちに癒される毎日です。何件かお産にも立ち会わせていただきましたが、幸い産まれてきたのは、五体満足の元気なかわいい赤ちゃんたちでした。その一方でお母さんのおなかの中でしっかり発育できなかった子や、発育しきらないうちに産まれてしまい、母子ともに苦しい思いをすることも、それほどめずらしくはないようです。

 そこで、若い女性の喫煙風景を見かけることが多くなった今日、妊娠中に喫煙すると、赤ちゃんにはどのような影響があるのか少し勉強してみたくなりました。

d0128520_2120953.jpg 妊娠中に喫煙してしまうと、子宮内胎児発育遅延(Intrauterine growth retardation, IUGR)が起こるリスクが高まります。IUGRとは、その名の通り、子宮の中での赤ちゃんの発育が遅れ、体重の増加が鈍ることですが、喫煙の影響としては、それだけにとどまらず、予備能力が少ないため陣痛に耐えられず、胎児仮死や新生児仮死になることが多くなったり、また、出生後の合併症のリスクも高まるようです。

 このIUGRの程度は喫煙本数に関係し、一般に母が喫煙していると、出生時体重は約200g 軽くなり、ヘビースモカーでは約450g 軽くなると言われています1)。つまり、IUGRはタバコに含まれるニコチン3)が副腎髄質を介して末梢血管、特に臍帯血管を収縮させたり、一酸化炭素(CO)が酸化ヘモグロビンを低下させることによって、赤ちゃんに栄養不良や低酸素状態を来たすため起こると考えられます。

 また流産、早産、前置胎盤、胎盤早期剥離などの異常も喫煙者では2~3倍増加し、早産率は喫煙本数と明らかな相関が見られ、母が非喫煙者のとき6%であるのに対し、1日31本以上の喫煙者だと33%まで増加するとの報告もあります。 1)2)

もちろん、お母さん(妊婦さん)自身の能動喫煙だけでなく、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、友人、職場の人、一般人などからの受動喫煙もよくないことは明らかです。


元気で産まれたいはずの赤ちゃんをタバコで苦しめていいわけありませんよね?
今回、原稿を書きながら妊婦さんをタバコから守らないといけない!とつよく思いました。

 1)http://www.jaog.or.jp/sep2012/JAPANESE/jigyo/SENTEN/kouhou/insyu.htm
 2)http://www.ikujizubari.com/kenko/tabako1.html 
 3)http://www.srf.or.jp/histoly/papers/10.html


     禁煙促進チーム(初期研修医 松田 千尋)
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by hiro-nishi-mc | 2015-06-17 21:21 | タバコラム
タバコラム60.禁煙の日にひとこと(42)~私は今はまだ喫煙者です~

 タバコラム60.禁煙の日にひとこと(42)~私は今はまだ喫煙者です~


d0128520_14483399.jpg 私は、現在タバコを吸っています。
 タバコをやめれば体調に良いし、将来の病気の阻止にもなることはよくわかっています。そしてまだタバコを吸っている現状では階段を上がるとき2階以上は息切れを起こして途中で休まなければならないつらさも自覚しています。
 約35年間も吸ってきて、その間何回かやめたこともありますが、飲み会などで我慢できなくなって、つい吸ってしまうことを繰り返してきました。我ながら情けありません。どうしても、どうしても我慢しても負けてしまいます。
 本数は少しずつ減っては来ていますが・・・・・。
 まあ、長い人生、少しずつ見つめ直していきたいと思います。

      禁煙促進チーム(庶務班長 竹本秀章)


 禁煙促進チームのお一人である竹本庶務班長にこのたび無理やり原稿を依頼しタバコをテーマに書いてもらいました。

 あまり興味もなく、書くことも浮かばなかったかも知れませんが、よくここまで書いてくれたと思います。ありがとうございました。

 まず、タバコはがまんするだけではやめることはできません。そこがニコチン依存症という病気の恐いところです。最初にこの点をしっかり抑えておいて頂きたいと思います。
 次に、ニコチン依存症の患者さんを診療する時には、タバコ(ニコチン)に対して現在どのような心理状況(ステージ)にいるかということを知っておきましょう。

 上の文章を読む限り、全く無関心ではなさそうです。かといってすぐに禁煙行動に移そうかという段階でもなさそうです。つまり無関心期→関心期→準備期→実行期→維持期のステージでは、関心期に相当し、禁煙のメリットに気づいてもらうということが重要な時期です。

 さて、何てことばをかけましょうか?

 タバコに精神も肉体もむしばまれつつある今の状況をできるだけ早い時期に断ち切り、全く新しい生活に変えてみませんか?とまず提案してみたいですね。そして、タバコをいつ補充しようかといつもイライラしながら仕事をしなくてすむだけでも禁煙のメリットは大きいですよ!とも言ってあげたいです。

 ニコチン依存症のご自身を客観的に見つめ直し、ニコチン切れ(離脱症状)やタバコのまやかしの幸福感はニコチンの薬理作用に過ぎないということに1日でも早く気がつき、禁煙開始日をこの日に決めましたと言うところまで到達して欲しいですね。

            (禁煙促進チーム 立山義朗)
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by hiro-nishi-mc | 2015-05-25 14:52 | タバコラム
タバコラム59.禁煙の日にひとこと(41) ~世界禁煙デー2015~

 タバコラム59.禁煙の日にひとこと(41)
  ~世界禁煙デー2015 ‘Stop illicit trade of tobacco products.’~


d0128520_1234031.jpg 今年2015年5月31日の世界禁煙デーのスローガンがWHOからすでに発表されています。

  http://www.who.int/campaigns/no-tobacco-day/2015/event/en/

d0128520_1252960.jpg 本コラムのタイトルにもありますように’Stop illicit trade of tobacco products.’ 「タバコ製品の不法取引をやめさせよう」です。

 まだ、厚労省からの日本語訳が発表されていませんが、昨年のような全く想像つかないような超意訳にならないことを期待したいものです。

 ちなみに昨年は’Raise taxes on tobacco.’で素直に訳すと、「タバコ税を上げよう」なのですが、「オールジャパンでたばこの煙のない社会を」でした。

 これまでのスローガンについては以前のこのタバコラムにも書いてありますが、下記サイトの過去の世界禁煙デーのスローガンとして公開されていますので参考にしてください。

  http://www.nosmoke-med.org/

 今年のスローガンは、タバコ規制枠組条約(FCTC)の第15条そのものですが、一応タバコは合法的な製品として、各国がタバコの製造を管理し税金として財源をしっかり確保することと、これよりももっと重要な問題である、タバコによる健康障害を管理することが十分にできなくなることが問題となるので、それを防ぐ対策としてこのようなスローガンが掲げられたと考えられます。

 参考までに外務省によるFCTCの訳文のサイトが下記にありますので第15条をお読みください。

  http://www1.sumoto.gr.jp/shinryou/kituen/fctc.htm

 本来は、タバコ問題は財政面というよりも健康面から管理されるべきであり、財務省管理のたばこ事業法を廃止して、タバコ健康管理法(仮)のような新法のもと、厚労省管理で扱っていくのが正しい考え方かと思っているところです。

d0128520_1263022.jpg 最近、淺野牧茂先生がお書きになった、 『タバコは全身病』 というタイトルの本が、少年写真新聞社から2015年3月1日に発行されました。健康問題という視点から改めて読んでみたい1冊と思いますのでぜひご参考になさってください。

   http://www.schoolpress.co.jp/s-480/

                    (禁煙促進チーム 立山 義朗)
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by hiro-nishi-mc | 2015-04-22 12:08 | タバコラム
   
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