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タバコラム92.禁煙の日にひとこと(74)~気になることば~
タバコラム92.禁煙の日にひとこと(74)
~気になることば~
ずっと気になることばがあります。
まず、たばこ。煙草も。タバコはご存じのようにtobacco(タバーコウ)という外来語(英語)から日本語になったもので、もともと日本にあったものではありません。従いまして、外来語はカタカナ表記が本来の姿です。たばことか煙草と書くと、昔から日本にあるものと勘違いしたり、とてもやさしげな誤った印象を受けます。
その続きですが、新幹線の車内放送でいつも聞かされる、「おたばこをお吸いになるお客様は、、、、、」の「おたばこ」。酒とタバコはよくセットで語られるから、お酒、おたばことなったのでしょうが、お酒はともかく、外来語に「お」をつけるのは明らかにおかしい。
(左の写真は今年の「大竹ふれあい健康福祉祭り」に健康相談を出展した立山(左)と禁煙チームの生田先生です)
最後に、愛煙家と嫌煙家。煙とはタバコのことであり、好きか、嫌いかと聞かれれば、当然嫌いです。しかし、タバコ問題は好き、嫌いという低い次元の話ではなく、世間で、いや、世界で騒がれているように、人々が健康に生きるためにみんなで対策をしていくべき重大な健康問題となっています。
健康増進法改正案が全くまとまらないからと思われますが、「飲食店150m2以下は喫煙可能、見直し期限もなし」という厚労省案がつい先日紙上発表されました。
本当に厚労省がこのような案を出すのか疑問に思うところですが、国は国際的に恥をかかぬよう、国民の健康を第一に考えるよう、今度こそタバコ問題(特に受動喫煙対策)に真っ当な舵を切ってほしいものです。
(禁煙推進チーム: 立山 義朗)