>
タバコラム83.禁煙の日にひとこと(65)~タバコで思い出す故郷のこと~
タバコラム83.禁煙の日にひとこと(65) ~タバコで思い出す故郷のこと~
「タバコ」「喫煙」と聞いて、思い出すのは小学生の頃、我が家では両親、祖父母の4人とも喫煙をしていたことである。
祖父は「エコー」、祖母は「チェリー」、父は「わかば」、母は「ハイライト」と4種類の
銘柄の煙が茶の間を囲んでいた。
故郷は鳥取県の三朝町
(写真:三朝温泉 河原風呂) で、冬になると洗濯物を乾かすのに、よくストーブのある茶の間で乾かしていたこともあり、自分の下着にもたばこの臭いが染みこんで、友達からも「隠れて吸っているのか」などと疑われ、腹立たしく思ったものである。
それからは、自分の洗濯物だけは、廊下で干してもらうように頼んだ事を記憶している。
今では、祖父母は他界し、両親共いつ頃からか吸わなくなっていた。おそらく孫ができた頃からと思われる。父は昨年から在宅酸素のお世話になっている。主治医に聞いたところでは、やはり若い頃の喫煙の影響があるということであった(タバコ病のCOPD!)。
(写真:本文とは関係ありませんが、三朝町にある国宝です 三德山 三佛寺 投入堂)
最近では、職場内禁煙、敷地内禁煙と愛煙家
*には肩身の狭い環境となった。私も職責から職員の健康管理の面では、禁煙を推奨する側ではある。
私も少年の頃に父に禁煙を勧めていたら、変わっていたであろうかと最近思い返す事がある。このコラムを読んだ方が、禁煙を少し考えてみようかと思っていただくきっかけとなれば、投稿して良かったと嬉しく思います。
*愛煙家というよりも、単に喫煙者と言った方が本当は正しい。喫煙者の半数以上(男性喫煙者の53%、女性喫煙者の66%が禁煙したいと考えているから(中村正和:大阪府立健康科学センター ニコチン依存症と禁煙行動の実態に関する調査、2005)
(禁煙促進チーム 植田誠司(管理課長))