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11.タバコと病気(5)妊婦と小児への影響

 今回は妊婦と小児に対するタバコの影響を考えてみたいと思います。能動喫煙がよくないことは自明ですので、ここでは家庭内などでの間接喫煙の害を中心に触れたいと思います。

d0128520_15353343.jpg タバコの煙を妊婦が吸わされる(吸う)と、ニコチンの血管収縮作用で胎盤循環の血流低下が起こり、低酸素や低栄養状態となり、お腹の赤ちゃんの発育不良を来すリスクが高まることは容易に想像できるでしょう。また、たくさんの有害化学物質により、繊細で敏感な細胞が傷つけられ、将来とんでもない病気になるかも知れません。

 また、お家のなかでお父さんやお母さんがタバコを吸っていると、一緒に生活している小さな子どもたちにもさまざまな病気が襲いかかってきます。まず、生後数ヶ月の乳児に起こることのある乳幼児突然死症候群(SIDS)は、両親の喫煙が重要なリスクです。そして煙を吸わされる子どもたちには気道への障害とくに気管支炎、肺炎、気管支喘息が起こりやすくなったり、のどの奥と中耳が耳管という管でつながっているために、中耳炎にも罹りやすいと言われています。さらに大人になってから、がんになるリスクの増加の指摘もあります。

 前途ある子どもたちの健全な成長を願うならば、まずは私たち大人が、 「タバコを吸わない!人前で吸わせない!」という姿勢を示すことが大切です。

                        (TCT 立山義朗)
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by hiro-nishi-mc | 2009-11-26 15:39 | タバコラム
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